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超コスパ端末OPPO Reno Aのスペックに、低価格帯スマホの進化の速さを感じる

ちょっと前に、OPPOがReno Aって機種を発表しました。ぼちぼち販売され始める頃でしょうか。

この機種、コスパの化け物なんですよね。

何が凄いって…3万半ばの価格(64GB)にして、下記のスペックを押さえてるんですよ。

  • 防水防塵性能 IP67
  • Felica対応 (NFCじゃなくてFelica!)
  • FHDのAMOLED
  • 6GBメモリ
  • Snapdragon 710
  • MVNOから店舗売りまで、豊富な販路

一年前に自分が購入した、同じくOPPOのR15 neoはというと。

  • 防水防塵 無し
  • Felica未対応
  • HDのLCD
  • 4GBメモリ
  • Snapdragon 450
  • 販路は豊富

1年違うだけで、同程度の価格でも、この通りです。

もちろんR15 neoからデグレしているところもあって、例えばバッテリー容量が下がってたり、片方のSimスロットがmicroSDと排他利用になっていたりとか、完全な上位互換というわけではありません。でも、目立つスペックを派手にアップグレードしてて、そのインパクトの前にはデグレポイントが霞んでしまいます。

本体のコストにのしかかってきそうなモジュール周り、設計難度が上がり歩留まりを押し下げるであろう防水防塵設計を行った上で、R15 neoと大差無い価格でReno Aを出せるって、「凄い」以外の単語が出てきません。進化の速度が半端ない。

ハイスペ機種が最近はカメラ性能の進化ばかり謳ってて、こういう基礎性能で驚き、魅力を感じるのは久々に思います。スマホも、概ね進化の踊り場にきていて、順当な性能UPが魅力に繋がらなくなって試行錯誤している感じは、かつてのPC業界を思い出させます。試行錯誤の先を見つけられなかったPC業界は、販売単価が順調に下がっていき、やがてスマホにとってかわれれてしまったわけですが、スマホも同じような運命を辿っていくのでしょうか。スマホがカメラ側に寄せていってるのは、カメラが世間一般に普及しつつもレンズ交換式カメラやレンズで高価格ビジネス続けられている=物を写す行為には売上減を補うだけの高粗利率な市場が存在すると考えているから、なのかもしれないですね。

話が飛びました。

Reno A、めちゃお買い得だと思います。R15 neoが現役で使えているので、まだ機種変更をするつもりはありませんが、1年後にコレが出ると知っていたら果たしてR15 neoを買っただろうか…と思えるほどのサービス機種じゃないでしょうか。

ちなみに、OPPOの端末はColor OSで、AndroidをちょっとイジったOSです。中華端末、事情はよく知りませんが、Androidベースにちょいとチューニングを入れたOSになってますよね。GoogleのサービスやPlayストアは(19年10月23日現在は)普通に使えるので、Androidと同じように使えます。ただ、Color OSはアップデートにあまり力を入れてないようで、Androidを常に最新で使いたい人には向いてないですね。短期間に安い端末を乗り換えていくってスタイルなら、ありかもしれません。バッテリーのヘタりも解消できますしね。

こんな記事も書いています。

temcee.hatenablog.com
さすがに、今年は買い替えません。

temcee.hatenablog.com
R15 Neoは外観品質にケチつけれそうなところがチラホラありました。Reno Aはどうなのかな。