最近、α6000を差し置いてOPPO R 15Neoで写真を撮ってます。
理由としては、せっかく初めてのデュアルカメラなので使い倒してみようという思いと、単純に手軽だからです。
- 手軽さ、大事ですよ
- デュアルカメラ
- R15 Neoのポートレートモードはあまり実用的じゃない
- 後から処理を入れると「手軽さ」が無くなる
- AIに人の好みが理解できるか
- 一眼エントリーユーザーは蝙蝠かも?
- こんな記事も書いてます
手軽さ、大事ですよ
手軽、重要な要素ですね。
子供と僕のマンツーマンで出かける時、悠長にカメラを取り出し、足で構図を合わせて写真を撮る…なんてできません。子供の傍についていないと、危ないですからね。そういう時、手軽に取り出せて、広角でとりあえず子供を撮れるスマホは便利なのです。
デュアルカメラ
話を「デュアルカメラ」に戻しましょう。
デュアルカメラといえば、深度情報を取得してボケをソフトウェアで再現する機能がありますよね?
最近はどのメーカーでも実装されていて、「一眼殺し」なんて言われています。Huaweiとか、P20 Proで1/1.7インチセンサとか入れて、カメラ業界に殴り込みかける勢いでカメラ機能を追求していますね。そろそろ高級コンデジに入ってる1インチセンサとかも入れてくるのかな?(Panaが昔、LUMIX CM10とか出してたのを懐かしみつつ。)
で、僕が最近買ったOppoのR15 Neoですよ。3万円で買える低価格帯なのに、当然のようにデュアルカメラで、ボケみを出せるポートレートモードを備えています。
一眼殺しといわれるこの機能、普段一眼を使ってる身からすると、試したくなりますよねー。
R15 Neoのポートレートモードはあまり実用的じゃない
R15 Neoのポートレートは、イマイチ実用的ではない。というのが2週間程度使っての感想です。
画質面で言うと「ピントが欲しいところに来ない(子供の輪郭がボヤけてる)」「ボケがやかましく見える」
機能面で言うと「ポートレート反応するまで時間がかかる」「距離など、撮影条件がシビア」
当たりが不満点です。ピントが来ないのと、時間がかかる点で、子供を一眼ライクに撮る!という僕の要望を叶えるには不十分かなと思います。
後から処理を入れると「手軽さ」が無くなる
深度情報があればピントは後から弄れるかもしれません。高級機種ならポートレートの時間も早いか、これも撮った後の加工でどうにでもできるのかもしれません。とすると、確かに一眼ライクな写真が撮れるのかも?
しかし、ここで違和感を覚えます。後から加工前提で撮る写真は、果たして「手軽」なんでしょうか。
カメラを真面目に使ってる人って、レタッチしますよね。RAWで撮ってLightroomとかのソフトで現像して、写真を作品として仕上げるアレです。僕は面倒なのでほとんどレタッチしないのですが、後加工するっていうのは、このレタッチと同様に面倒で、全然手軽じゃないんですよね。それが例えスマホアプリで簡単にできたとしても。jpeg撮って出しでそれなりに良いものが撮れてこそ、僕にとって至高です。
AIに人の好みが理解できるか
今のスマホのトレンドはAIで、スマホが自動で絵作りしてくれますよね。AIの認識精度を高めたり、既存カメラメーカーのAFアルゴリズムを紐解いたりしていけば、「その人が何を際立たせたいか」っていうのが、高い精度で再現できるようになるかなと思います。
そうすればボカすものとピントを合わせる対象は、リアルタイムでもカメラ同様に行えるようになりますね。それで僕は一眼を捨てるようになるかといわれると、ここでも違和感です。
写真を撮る上で大切なのは「何を際立たせるか」のほかにもう一つ、「どう際立たせるか」ですね。ボケ具合もそうだし、色味とか露出とか。やり方は色々あります。ミラーレス一眼は、そのあたりをリアルタイムで弄って試行錯誤しながら撮れるのが面白く、また自分好みの写真になる、と僕は考えています。
AIの考える良い写真と、僕の考える良い写真は完全に一致するでしょうか。僕は一致しないと思います。人の好みは千差万別です。となると、やっぱり僕は、重要な局面ではカメラを離さないでしょうね。
学習して好みに合わせこんでいくのは可能かもしれません。僕の撮った写真を入れこんで解析してもらうとか。それはそれで、面倒そうですね。
一眼エントリーユーザーは蝙蝠かも?
カメラアプリのUIにカメラのUI要素を取り込んで、リアルタイムに弄って試行錯誤できるようになれば、かなりいい感じですね。このレベルになると、違和感なくスマホカメラに移行できると思います。
ただ、スマホカメラで十分!ってライト層に、上述した面倒な要素を欲しがる人がどのくらいいるかってのも疑問です。AIが作る何となくいい写真が撮れれば良いって層と、自分好みを追求するぞって一眼ガチ勢に二極化しているのが、今の時勢かなーとひしひし感じます。
カメラは、最近は高価格なフルサイズ界隈が賑やかで、フォーサーズもAPSもどんどん高くなっていって、エントリーなんてCanonくらいしか見向きしてないのでは、と感じます。
自分のようなエントリーユーザーは蝙蝠みたいな感じですね。AIをとるか、ガチ勢になって沼に沈むか選べ!って感じで。
話が発散してきたのでここらで〆ますか。とにかく、R15 Neoのポートレートはイマイチなので、しばらくα6000は手放しません。