初めて買った格安スマホ、OPPO R15 Neo。
ガジェット好きのメカ屋としては、どんなものであれ新しい端末が来ると嬉しくて嘗め回すように見てしまうものです!
ネット記事とか価格コムで「質感は高級で~」とか言っても自分で見てみないと分からないし、店頭のは落ち着いて見られないですしね。
「実際、中華スマホの出来ってどんなものなの?」
そのあたり気にして外観見てみたので、その感触を書いてみたいと思います。数日触った印象にも、ちょこっと触れます。
- カメラ中心の偏芯
- ボタンは結構頑張ってるぞ
- 背面樹脂のツヤ仕上げは平面度の悪さが…
- フィルム装着は嬉しくもあるが
- 開口周囲は塗装がちょいと溜まってる
- 総評
- 格安スマホの比較検討記事はこちら
- OPPO R15 Neoの使用感についてはこちら
カメラ中心の偏芯
GOOD POINTです。カメラの中心が印刷抜きと揃っています!(下にズレて見えるのは、写真がヘタクソだからです)
皆さんはスマホ買ったときにカメラの中心見ますか?スマホのカメラ中心、あってます?
僕がこれまで買ったやつって、結構ズレてるものばかりだったんですよね。
設計的に、この中心を合わせるのって難しいんですよ。ガラス側にカメラを貼り付けない場合は、ガラスの貼り付けズレに、本体とカメラの接続部のズレ、カメラ自身のズレと、ガラスの黒印刷のズレ。最低でもこれだけズレの要素がかかってくるわけです。
僕のR15 Neoは表も裏もカメラ中心がビッタリです。素晴らしい!
ボタンは結構頑張ってるぞ
ボタンは振ってもカチャカチャしないし、スキマも詰まってる。これまた素晴らしい!
押した感触はクリック感と音がはっきりしてて、好みが分かれそうです。
防水じゃないから、タクトスイッチの音と感触が直に外に出てくるんでしょうね。
静かな環境で使う人や、神経質なメカ屋さんは気にしそうですが、僕は満員電車で使うし、大雑把なメカ屋なので一向に気にしません。というか、クリック感がはっきりあった方が、押した感あって好きです。
背面樹脂のツヤ仕上げは平面度の悪さが…
背面がうねってるのが、ツヤっぽい外見なので気になっちゃいました。
背面はスマホで一番自由にデザイン性出せるとこだと思うんです。R15 Neoはダイヤモンドを意識したような加飾になってます。
自分が見て触った感触としては、ガラスではなく透明樹脂(ポリカ?)に、デザインを印刷したフィルムを貼ってるように思います。
で、樹脂がつやつやな仕様なんですよね。漢気溢れます。
樹脂はガラスに比べて平面が出にくいですし、やわらかいから他の部品に引っ張られて変形するのです。それが光の反射でモロ分かりになっちゃうので、日本企業だと樹脂の外観ってシボとかツヤ消しして目立たないようにするんですよね。
しかしOPPOはあえてテカらせるデザインにしています。中国人が派手好きだから、でしょうか?(特にOPPOは女性ユーザーがメインターゲットですし。。。)
フィルム装着は嬉しくもあるが
R15 Neo、なんとガラスにフィルムが貼り付けてあります。何たるサービス精神!
あと、クリアケースが付属して在ります。太っ腹!!中華メーカーは、みんなデフォルトで付いているみたいですね。α6000にシューカバーや充電器すら省いてるSONYにも見習ってほしい姿勢です。
ただ、フィルムのエッジに隙間があったらしく、糸くずが付着してしまっています。
R15 Neoのガラスは、いわゆる2.5Dガラスです。板状のガラスのエッジ部分だけ丸く削ったデザインのものです。で、フィルムのサイズを曲面ギリギリで設計しているので、丸く削ってる領域まで貼りズレちゃったんでしょうね。
開口周囲は塗装がちょいと溜まってる
塗装自体は良く出来ています。1点だけ小さなブツがありましたが、全然許容範囲です。
しょうがないことですが、開口の周辺がちょっと塗装が溜まっていて、値段相応だなって感じでした。
開口は金型で抜いてますね。CNCと違ってエッジ感に乏しいです。キャビ・コアに加えて4側面をスライドで抜いてると思いますが、 角っこの金型あわせは非常にきれいです。頑張ってます。
総評
ネガティブな事も書きましたが、総じてクオリティ高いです。上に挙げた内容で、一般の人が気になるのはフィルムのエッジ部くらいだと思います。それも、フィルム剥がせばいいだけの問題ですしね。
こと製造に関しては、やっぱり中華系ってすごいなと脱帽です。塗装はムラがないし、ボタンやディスプレイ回りのスキマも揃っていて、きちんと作られている印象です。これでコスト競争力あるんだから、日本の製造業は辛いですね。
さて使用感はどうか、っていうのはまたの機会に書きたいと思います!