WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

スケジュール管理のやらかしを振り返る

人間だれしも間違える。大切なのは間違えた時のリカバリーと、後々の改善を残せるかだ。そんなわけで先日やらかしてしまった件を個人的に振り返っておく。

何をやらかしたか?

一言でいうとスケジュール管理の不備だ。

ギリギリ設計変更が行える日程(非正規)が頭の中から飛んでおり、偶発的に飛び込んできた検討アイテムに対し「それ日程のってないですね」を発言するタイミングを逃していた。

なぜ起きた?

ことの結末についてはご想像にお任せしつつ、なぜ設計変更に絡む大切な日程が飛んでしまっていたのか考えていく。

キャパオーバー
恥ずかしい話ではあるが能力不足だった。

この時期は公私ともに多くのランダムイベントがありつつ、本業業務以外の副業的業務も活発だったので頭がおかしくなっていた。手を動かす意味での時間はたくさんあったが、流れてくる情報と抱えている作業が多すぎてフリーズしてる時間が多かったように思う。

他部署の状況把握不足
問題の発端は他部署から持ち込まれた話だった。 他部署のスケジュール感、温度感への感度が薄く他人事になっていた。(お互い様ではあるが)

日程の解像度不足
把握している日程がマクロ過ぎた。 サプライヤーの日程を詳細まで把握していれば「あれ?」となるタイミングはもっと早められていただろう。そして日程の解像度は僕が一番高くあるべきだった。

初担当領域ゆえのカン不足
今回の仕事は従来と比べて技術的、サプライチェーン的に複雑なものだ。それゆえに今迄の経験から来る日程への勘所、起こりうる問題への勘所、が働かなかった。

今後どうやって防ぐ?

日程表の統一
日程の解像度の低さと他部署の状況把握の不足は、元をたどると1つの問題に行き着く。日程表が内容別に複数あり、業務上関連すべきイベントの繋がりが頭の中でしか描けてなかったのだ。

ツールの進化で日程を管理する方法は増えた。ローカルExcelに他人との共同作業でカオス化するTeams/OneDrive等のオンラインファイル、議事録、Wiki、週報、Todoリスト...etc、増え過ぎだ。

これらは検索性もイマイチで、どの情報がどこにあるか探すのに時間がかかる。英語会議してて急に大切な話をされた時にすぐ情報を読み書きするのも難しい。(日本語だと自分のメモリに余裕があるのでなんとかなる)

そんなわけでメインとして手書きノートに大切な情報は集約するようにした。紙は紙で不便なところもあるけど、いついかなる時でも手元にあるノートをサッと開いて書き込めるのは便利だ。

ただ紙を使うのは結局根本的な解決とは言えないだろう。本当に大変で何とかしないといけないのは日程のメンテナンスだ。メンテナンスのコストが低かったなら、ローカルExcelだけで賄えたはずだ。

スーパーサイヤ人になるか、ソルジャーを増やす
キャパオーバーについては根本的に解決するには僕がスーパーサイヤ人になるか、ソルジャーを増やすかする必要がある。ソルジャーは仕事だけでなく、プライベート面の方においてもだ。

業務は元々キャパ怪しいと思っていたものの何とかこなせていると思っていたのでナァナァで頑張ってしまっていた。こなせてなかった、反省。

プライベートは僕が頑張る以外の選択肢があまりない。義実家を頼る方法もあるが既に十分に頼っていた手前、それ以上の負担を切り出せず自分で抱え込んで頑張るを選んだ。これはたぶん何度タイムリープしても変えられないだろう。

〆切の明確化と厳格化
ギリギリまで気合と根性で何とかする製造業してるのが悪い。身も蓋もないが本心だ。今回も非正規な〆切の前に正式な〆切があり、それはきちんと把握して対応できていた。

限界の調整をして日程を捻出するとかは良くある風習なものの、それは計画が予定通り進んでいないことを無理やり進めている証拠である。また調整するために諸々の工数が発生するので、忙しいのに本質的なことに割く時間が減ってしまうものでもある。

〆切は守るべきだし計画は柔軟であってほしい。難しいことは理解している。しかし〆切後の設計変更依頼は今後、強度を高めた拒絶の姿勢を見せていく所存。

まとめ

今回のミスは自分でもアハ体験よろしく「えっ、何でこんなミスやっちゃったの」とショックを受けた。頭に何か異常があるのか、老化したらこうなっちゃうのか、とにかく精神的にこたえた。

振り返って次からの対応も考えてみたもののパっとしたものが無いとも感じている。どこかに良い銀の矢は落ちていないものかね。

ちなみに...書くことへのモチベアップのため文房具の質を上げてみた。さらば100均。