WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

3D CADを教えるうえで何を重視すべきか

若手へのCAD教育どうあるべきか。

大体の会社では新設計者に対してCADオペレーションを学ぶ研修は用意されていると思います。研修ではスケッチ、押し出しをはじめとした基本コマンドと2Dの書き方は教えてもらえることでしょう。ただしそこから先、実際の設計業務で用いるCADスキルは実戦で悪戦苦闘しながら身に着けていくものでしょう。

悪戦苦闘を経た設計者はスキル以外の精神スキルが伸びる一方で、経験だけに任せると非効率かつ途中でリタイアしてしまうこともあります。変なモデリングで周囲に影響がある場合も。

そんなわけで実戦に必要なCADスキルの教育が必要だなぁと業務が凪ぐ度に思い出しては、どうすべきか悶々とするわけです。

そも実戦に必要なCADスキルとは何ぞや。教育を考えるなら、まずは伝えるものを言語化して具体化すべきですね。今回は自分が思っている「実戦のためのCADスキル」を言語化していきます。

決まっている箇所を明確に作れるスキル

開発段階においては多くの事が変化していき、それに合わせてモデルも変わります。

そんな中でも条件として決まっているものは存在します。位置決めだったり、肉厚だったり、必要な空間だったりです。

何から書き始めていいか分からず何となくで形を作っていくのではなく、決まっている箇所を先に作りこんだ上で変化が予想される箇所を重点的に検討していくべきです。

必要になるものは先ず付けておくスキル

「まだ形状定まってないから位置決め思想決まってないですー」という方がいます。それは逆で、位置決め思想決めてないから形状が定まらないのです。

周囲の形状が安定していなかったとしても、位置決めを決めてやると周囲もそれ前提で検討が進みます。結果ダメで違う位置決め方法を考えないといけないとしても、議論が先に進んでおり前進しているわけです。

位置決め以外にも、ひっかけやネジボスなど絶対に必要になる構造は多くあります。ざっくり形状を置いておくことで周囲の検討が進みます。必要になるものは臆せず先回りモデリングしておきましょう。

壊れにくいモデルを作るスキル

構想設計はもとより詳細設計フェイズでも天変地異は起こります。極力エラーが起こらないように、起こってもリカバリーが効くようなモデリングをしましょう。

そのためのテクニックは色々あるので、下記参照です。

temcee.hatenablog.com

2D作図を並列して進めるスキル

品目によりますが大抵3Dが仕上がってから2D作図に移るのが自然な流れです。が、並列して進めておくと良いです。

大切な寸法や仕様(表面処理など)を記載しておくことで第三者(製造ベンダーや他部品の設計者)から見て設計思想が理解しやすくなります。また、寸法を入れておくとチョンボに気付くきっかけにもなります。

temcee.hatenablog.com

まとめ

うーんまだ全然深堀が出来てないし、そんなもの記事にするんじゃないよと思わなくもないです。

でもまぁ、業務が荒れるといま考えている途上の思考が投げ捨てられるので、いったんセーブ地点の意味合いで残しておきます。

temcee.hatenablog.com

というか5年前から同じような悩みを抱いてますね。そんなにCAD教育が好きだったのか、僕。