終わったのか?終わったんだろう。 スタッフクレジットを見れたんだから、きっと終わったんだ。
こんな不思議なゲームクリア感は始めてだ。
僕がOculus Goを手に入れて以降、初めて買った有料コンテンツ、それがVirtual Virtual Realityです。
このゲームを通して体験したことは、今までの人生で僕がゲームから受けてきたものとは一風変わった、 何とも言えないプレイ感。
「面白い!」とはなんか違う。良ゲーをクリアした後の満足感とは違う、ふわふわした感覚があるからですね。
「革新的だ!」も、違う。このゲームを通して得た感覚は、これまでのゲームから得てきたものの延長線って感じかな。
正直、このゲームに対する感想が頭の中だけでは処理できないので、文字に起こしながら、自分の考えを整理していきます。ネタバレは、しないように気を付けます。
ゲーム内容について
ゲーム内の僕は人間の労働者です。
VRゴーグルを装着していろんなバーチャル空間に行き、 顧客であるA.I.を満足させて、より高い評価を貰う。それが目標だと、最初は思っていました。
だけど、仕事をどれだけ頑張っても評価は上がらない。これはゲームのシナリオ通り?それとも僕のコントローラーの扱いが不慣れなせい?
そうこう悩んでいるうちに、A.I.に反抗するヒューマンユニオンにいざなわれ、評価をリセットするため、システムの中枢を目指し禁止区域を突き進むようになっていく。
これできる?やっていいの?
そこら辺の物を掴んだり、落ちているVRゴーグルを装着してみたり、顧客を吸い込んでみたり。
自分の状況やはっきり分からない世界観の中、プレイヤーが取れる選択肢は豊富にある。
「どうしていいかわからない。とりあえず、やってみよう!」こうした感情は初めてGTOや侍道などの、自由度が高いゲームを触った時に感じたものにそっくりで。それでいて、VRゴーグルによって味わえる1人称感により、行動の緊張度は高まる。
僕はゲームが終わりを迎える最後の最後まで、こんなことやっていいのかな…とビクビクしながら行動してました。その慎重さたるや、まるで量産中の金型に手を加える時の如くです。
何をやっても実害がないはずのゲームで、ここまで慎重に行動したのは、本当に久しぶりでした。
日本語字幕の効果
日本人がこのゲームをプレイする時は、たいていが英語音声、日本語字幕だと思います。
字幕を読むには集中力が必要だけど、VRの世界ではどうしても周りを見通したくなる。見通していると、ストーリー進行上での見落とし・聞き落としが発生する。
そんなわけで、ちょくちょく何が起きているのか分からなくなることがあるのだけれど、それも不思議な世界観やストーリーの構築に一役買っていたのかも?
これはネイティブのユーザーには味わえないゲーム体験なんじゃないかな。
詰まった人は公式ネタバレをどうぞ
ただし聞き流しすぎて良く分からなかったり、普通に進めていて詰まることはありました。
そういう時のために、公式ネタバレも存在します。
忙しい社会人の最終手段である。ご利用は、自己責任でお願いします。
進めるうちに、ある動作が出来ることを思い出す
進めているうちに、「そうか、こんなことできたんだ」と気付くタイミングが、僕にはありました。
人によっては最初っから分かっていたかもしれないし、僕よりも鈍くて、最後の最後でようやく気付いた人もいるかもしれない。
僕が直近でプレイしてきたゲームは一方通行の物が多いので、思考を逆手に取られた気分です。
エンディング
ディストピア的な最後と、ライトな感じの最後。
どちらのエンドもVRのゲームにふさわしく、テクノロジーの進歩先にどんな未来があるか?ってのを考えさせられるエンドでした。
まとめ
全てのシーンを振り返っても、どちらのエンディングを見ても、僕の理解がまだ及んでいないところが多い感じは否めません。
周回による咀嚼が足りないかな?
Virtual Virtual RealityはVRに親和性のありそうな、ホラーや一人称視点シューティングの要素を排除しながら、それら以上にVRを感じさせてくれるゲームでした。
一通り無料VRコンテンツを遊んだ後に手を出してみたのですが、VRっていろんな可能性がありそうだ、とワクワクを感じましたね。
真新しさを感じてみたい人には、おすすめです。
最後の最後に
ゲーム中でスクリーンショットを取る方法を知っている方、教えてください。。。