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【Return of the Obra Dinn】白黒3Dグラフィックに引き込まれたミステリーゲーム

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【Return of the Obra Dinn】をプレイしていました。

昔のゲームを思い起こさせるような白黒のみで描かれるグラフィック、その世界を一人称視点で移動する。これだけでググッと来てしまったんですよね。やってみるとゲームの雰囲気、ストーリー展開、ゲームとしてのやりごたえ、すべて高水準な素晴らしいゲームでした。

4年ぶりに帰着した船と消えた乗客

時は19年初頭、航海中に消息を絶っていたオブラ・ディン号が4年ぶりに帰着します。ただし60人いた乗員乗客は誰1人としていませんでした。船の管理会社は保険調査官である主人公を船に派遣します。

未完成の手記と懐中時計を手に主人公はオブラ・ディン号に乗り込み、乗客の安否、死因を調査していきます。

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死の刹那に立ち会い真実を紐解く

主人公の持つ懐中時計は、残留思念を読み取り過去に遡る事ができます。

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船内にはいくつもの死体があり、その残留思念をたどり死の瞬間に立ち会う事ができます。過去のシーンから、さらなる残留思念が見つかり別の場面に飛ぶこともあります。

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いくつもの死の瞬間から乗員乗客がどのような運命を辿ったかを、未完成の手記に埋めていきます。ゲームの目的は全員の安否を確認することです。途中で帰るとバッドエンドですね。

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死因の特定は難しくないのですが人名と顔を一致させるのは困難で、誰が誰にやられたか推察するためには細かいところまで観察する必要があります。最後の方ははっきり人物を確定できる情報がなく、推察をもとに手記を埋めていくことになります。

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まとめ

19世紀初頭という古い時代、悲劇的な運命を辿った船と乗員乗客…そんな古風で暗い雰囲気が白黒グラフィックとマッチしており、印象的なゲームでした。

ミステリーは今まで手を出してこなかったジャンルなのですが、何かに襲われるとかはなくてじっくり観察と考察を行えるのは自分の性に合っていました。オブラ・ディン号の乗客は多くが悲惨な1連の事件で命を落としているのですが、その事件の謎が少しずつ分かっていく過程は興味深く、やめどころが難しいゲームでも有りました。

全体を通して10時間程度で終わったのも、社会人的にはとても良かったです。

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