たまには宗教勝利を目指したいな……。
これまでのCivでも宗教の要素はありましたが、素直にプレイするなら科学や制覇を愚直に進んだ方が道筋が立てやすく、ほぼ宗教を創始せずにプレイしていました。
ただ今作は勝利条件に宗教による勝利があるので、1度くらいはチャレンジしてみようかなと思った次第です。
せっかく新しい勝利条件を目指すということで、Civシリーズでは恒例の指導者でありながら1度も使ったことのないガンジーでプレイしてみます。
Civilization6におけるガンジー(インド)という指導者の特徴
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ガンジー | |
固有能力 | サッティヤーグラハ | |
宗教を創始する文明(インド自身も含む)と平和状態を保つと、そういう文明一つ毎に、ターンごとに![]() ガンジーを相手に戦う文明は、戦争による疲労が2倍になる |
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アジェンダ | 平和の守り手 | |
むやみに戦争をしかけることはせず、平和志向の者と友好的な関係を築こうとする またむやみに戦争をおこなう者を憎む |
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好む宗教 | なし |
固有能力 | ダルマ | |
1人でも信者のいる各宗教から信者の信仰ボーナスを得る | ||
特殊ユニット | ![]() |
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置換前 | ![]() |
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特殊能力 | 隣接する敵ユニットの![]() |
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特殊インフラ | ![]() |
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置換前 | 固有 | |
特殊能力 | 灌漑で解禁される![]() ![]() 聖地(区域)が隣接している場合は ![]() ![]() プロスポーツを研究すると ![]() 別の階段井戸に隣接させることはできず、丘陵には建設不可 |
(データ/文明・指導者 - Civilization6(Civ6)Wiki より)
・戦争時に相手の国の疲労がたまりやすい
→設備が早期にマイナスになり成長が止まり、反乱がおきやすい
ここのところが注目ですね。
例え軍事力で勝る文明を相手に戦争したとしても、防戦しているうちに設備疲労による不満が相手国に発生し、反乱軍との共闘が可能になります。非暴力不服従を是とするガンジーですが、その能力は戦争に向いている気がします。
信仰力ボーナスは伝道師や使徒といった宗教ユニットを購入する上で中々ありがたいのですが、今作はどんなに気を付けていても序盤は頻繁に戦争を吹っ掛けられるのでなかなか生かす場面が来ないかと思われます。
固有ユニットのヴァルは登場する時代も早めですし、有用そうです。
特殊インフラの階段井戸は、農場の上位互換といいたいところですが、農場と隣接させないと食料のブーストが受けられないので、どこに造るかをよく考えておかないとダメですね。意外と使いにくいんじゃないかという印象です。
(小ネタ)Civilizationシリーズのガンジーと核
Civにおいてガンジーと核は度々ネタとして取り上げられます。
リアル世界では非暴力不服従による平和主義者のイメージがあるガンジーですが、Civ世界では過去の作品において戦争に関するパラメータが低すぎてアンダーフローを起こし攻撃的になる、というバグが存在していたことに起因します。
このバグ抜きでも、Civilizationシリーズのガンジーは普通に戦争もするし核開発も行うんですけどね。*1
Civilization6の宗教勝利について
宗教による勝利を収めるには、自国の宗教を広めて、他のすべての主要文明に支配的な影響力を及ぼさなければなりません。ただし、他の文明のすべての都市が自文明の宗教を信仰する必要はなく、大半の都市が信仰していれば勝利を収められます。
宗教は、他のプレイヤーの近くに都市を築くだけでも少しずつ広まっていきますが、勝利を大きく左右するのは伝道師と使徒です。
具体的に言うと、自分の創始した宗教が他の文明において半分以上の都市で信仰されていればOKです。
ここで注目すべきは人口数ではなく都市数が条件となっていることです。人口が多い都市を回避して規模の小さい都市に宗教を布教していけばいいのです。
当たり前ですが、宗教創始が必須ですね。早めに大預言者を取得して宗教を創始することが必須となります。
プレイ開始
文明の芽生え~エジプトに戦争吹っ掛けられる~
前置きが長くなりました。さっそくプレイに移りましょう。
プレイ方針は序盤にわずかな戦力で相手の首都級都市を落としつつ、首都で聖地をつくってぬくぬく信仰力をためて一気に宗教を布教していこう!といったところです。戦争の戦力は反乱軍にお任せでいくため、ハンマー(労働力の単位)を聖地などに振れるところがいいですね。
首都デリーです。近くに山があり、聖地を作った場合の信仰力ボーナスがいい感じになりそうですね。
宗教勝利を目指すには信仰力というパラメータを増やすことが不可避です。
信仰力を使うことで伝道師や使徒を購入し、それらのユニットが他の文明に出向いて自分のところの宗教を広めていくことで宗教は布教していきます。つまるところ信仰力は軍隊における金のようなものですね。
ちなみに気が付いた方がいらっしゃるかもしれませんが、さっそく戦争をしています。
お相手となるのはエジプトのクレオパトラさん!出会って早々「貧弱な軍事力の国は大嫌いだ」と難癖をつけて戦争を吹っ掛けられました。Civ6ではちょっとした好みの違いですぐに戦争がはじまります。恐ろしい世界です。世界の警察、アメリカとも出会っていますが、この理不尽な光景に対して軍事介入はないみたいです。現実と同じく保護主義に走ってしまったんでしょうか。
エジプト撃破~アメリカに戦争を吹っ掛けらる
右のほうに赤いユニットが2体いますね?彼らはエジプトから生まれた反乱軍(蛮族)です。彼らは敵味方お構いなしに攻撃してくる存在ではありますが、エジプトの兵力をいい感じに削ってくれるありがたい存在です。戦争疲弊を呼び込むガンジーの能力がいい感じに機能しています。
そんなわけで守備が手薄になったラ=ケデトを暴力で奪い取った後に和平を結びます。戦争続けたいところでしたが、2つの理由により断念しました。
1つ目はエジプトの反乱軍が予想以上に強いことです。
相手の兵力は騎乗兵で、こちらの文明より進んだ時代のユニットで、マンツーマンでは絶対にかなわない相手です。Civ6は蛮族が異様に強いんですよね…
そして理由の2つ目はこちらです。
ジャン!アメリカさんに戦争を吹っ掛けられてしまいました。首都デリーがピンチです。
漁夫の利を得ようというところでしょうか、あまりに非道すぎる所業です。許せません。
必死の攻防を乗り越えた先に……
相手は戦士が3人に投石兵が1人。こちらは弓と戦士が1体ずつです。弓の研究が間に合ってなければ危ないところでした。
Civにおいて戦争は防衛する方が有利です。あらかじめ戦闘ボーナスが得られる丘や森、そして都市に立てこもり、弓などの遠距離攻撃でチクチクと反撃していれば同じ世代のユニット相手なら大体守り切れます。今回は川があることでさらに守りが固かったので冷や汗かくことなく守り切れました。
そしてこちらも反撃です。首都ワシントンに弓兵を送り込みじわじわ削っていきます。追加の戦力が欲しいところですが、ワシントンがそこそこ遠い上にジャングルで移動に時間がかかり、ついでにエジプト戦で誕生した蛮族騎乗兵が暴れまわっています。蛮族強すぎィ!
で、結局ワシントン攻略はあきらめました。デリーに兵力投入してきてたので守備は手薄なのかなー、と思っていたのですが、意外と残存戦力が多かったです。設備もエジプトと違ってしっかりしていたのか、反乱軍の発生もありませんでした。
そんなわけで自分で街を作り、聖地を作り、ようやく宗教勝利に向けて歩み始めました!さて、残ってる大預言者は誰かな…
アッ……
大預言者の不在
戦争にかまけているうちに大預言者が他の文明によって消費されきりました。
宗教の創始には大預言者が必要です。つまりインドはもう宗教が創始できません。さようなら、ヒンドゥー…
一応首都の聖地は最短で建てたはずなのですが、皇帝難易度ともなるとそれでも大預言者まで時間がかかりすぎのようです。聖地建てるのって結構時間がかかるんですよね。
区域建設の時間が半分で済む文明があるらしい
またお前か。
そう、われらが日本は仏教の徒、聖地の建設次官が半分で済むわけです。
皇帝難易度の速度に追い付くには日本しかない…というわけで、次回は日本での宗教勝利に挑戦です。
オマケ)ガンジーのその後
スキタイさんに出会ってぼこぼこにされました。
こんな記事も書いています。
日本で文化勝利したレポです。
Civ6の新要素についてのあれこれ、ただプレイしてみると面白いですよ。
*1:Civ5では割と優先的に核保有国になりたがります。公式もネタを認識しているみたいです。