WICの中から

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子供が出来ると視点が広がる

先日、絵本作家ヨシタケシンスケさんの漫画、「ヨチヨチ父」を読みました。

子供や嫁さんに対して父親が思ってることやあるある話を面白おかしく描いており、一児の父として共感できる本でした。そんな本著の中でも特に共感し、印象に残っているのが表題の内容です。子供が出来たことで、周りの家庭事情に対して理解が深まるということです。

社会に出て独りでいる間、先輩社員の保活や育児の苦労話に対し、僕は特に想像を巡らせることなく、何となしに「大変そうだなぁ」と流していました。この無関心は子供関係だけに留まりません。夫婦仲だったり介護だったり、世間によくある避けられない家族の人間関係。これらすべてに対して真剣に相手を気遣うことはありませんでした。自分の事だけでリソースが埋まっていたと言えます。

思えば、苦労を想像するための尺度がなかった故に、関心を持てなかったのでしょう。子供ができるまでに、自分以外に自分のリソースを大量投入することはありませんでした。自分の自由が削られることがどういう事か、自分ののリソースを犠牲にするほど大切にしている存在が不調に陥った時、どれだけ精神をもっていかれるか。

子供が出来たことで、僕はその尺度を手に入れました。そしてまた、自分以外にリソースを振っていくことで、他者に対する関心も増していったように感じます。

そうして一段広がった視点で周りを見渡してみると、世間には沢山の普通がある事に気がつきます。全く寝ない子供がいれば、すぐに寝入る子供もいる。家族全員が健やかな家庭があれば、体が弱い身内がいたり、介護が必要な親がいたりする家庭があったり…。

それぞれの家庭にはそれぞれの事情があり、絶対的に見れば幸と不幸に分ける事ができるのかもしれません。ただ本人視点で見ると、それは普通な事なわけです。「普通」であることは楽である事を意味しません。誰かと関わって生きている以上、何かと悩みは尽きないものです。

そういった悩みは、共感してもらえることで少しは和らぐものだなー、というのは最近ひしひしと感じる所です。その共感はブログのコメントしかり、同僚との世間話しかり。要するに何でも良いわけです。だから僕は辛い時には溜め込まずにちょこちょこアウトプットするし、余裕があるときは他人の愚痴に共感します。

昔の自分からすると随分変化したものです。丸くなったというか年をとったというか。自分で言うのもなんですが、悪い変化ではないでしょう。こういった立ち居振る舞いができるようになったのも、ひとえに子供が出来たおかげかな?なんて思ったり。

最後に、関係ない話題となりますが、ついにムスコが外食デビューを果たしました。

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初めての外食はココイチのカレー!赤ちゃん椅子も完備で中々良かったです。

まだ離乳食から完全に離脱出来てませんが、大人ご飯への大きな一歩です。

手足も伸びてきたし、イタす時に迫真の表情を見せるようになってきたし、今後の成長が楽しみです…と、親バカなところを見せて、この記事の〆とさせていただきます。

こんな記事も書いています。

temcee.hatenablog.com

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色々ありましたし、これからも色々あるんでしょうね。