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保育園の転園に悩む。幼稚園型認定こども園か近場の保育園、はたまた現状維持か…

保育園の申し込み時期になり、「転園するか否か」という選択に揺れています。

現在の状況

今の保育園の状況は下記の通りです。

  • 認可保育園
  • 家から自転車で10分弱(徒歩で登園は厳しい)
  • 雨の日は車を使用(駐車は時間貸のところで、800円/day)
  • 教育面は、普通の保育園レベル

家からちょっと遠いんですよね。あとは普通の保育園なので、習い事や課外学習のようなものはなく、外や室内で遊んで日中を過ごしています。

転園の動機

なぜ転園したいかというと、2つの動機があります。

  • 雨の日に車を使わず通いたい
  • 色々な体験ができる園が良い

前者について、保育園に着くまでに駅前を通るのですが、通勤時間帯は改札から車道にかけて大量に人の塊ができます。車は危険で運転に気を使い、また時間もかかります。

後者について、僕は子供にはできるだけ多くのことを体験させたいと考えています。勉強ガンガンやって私立をお受験!みたいなのではなく、子供の興味のあることを発掘する機会を増やしたい。

その視点で今の保育園を見ると、新しいものに触れる機会が少ないかな、というのが正直な感想です。小規模の、さらに保育園なので第1優先が「無事に預かり、返すこと」なんですね。

今までは預かってもらえるだけで満足でした。しかし子供も物事を理解し始めてきたので、保育にプラスの価値が欲しいと、欲が出てきたわけです。

転園に対する課題

転園するにあたり乗り越える課題もあります。

  • せっかく子供が慣れた環境から離れる
  • 引越し無しでの転園は優先度が低い

環境については、子供に負担をかけることになりますが…いつかは通る道とも言えます。申し訳ないけど、ここは頑張ってもらうしかないです。

後者については、正直自分たちに出来ることは無いんですよね。個人的な都合での転園は、保育園の割り振りを決める際に1番最後に回されます。

待機児童のことを思えば当然なんですが、最初から近いところに入れて欲しかったです。

幼稚園型認定こども園、という選択肢

転園で悩んでる折、今の保育園に近い幼稚園が認定こども園になる、と聞きました。

認定こども園とは、幼稚園と保育園の両方の役割を併せ持つ施設です。具体的には下記の機能を具えています。

  • 就学前の子供に幼児教育・保育を提供する
  • 地域における子育て支援を行う

施設の出自別に4つの型があり、幼稚園型の認定こども園は、幼稚園が保育の機能を備えるタイプということです。

  • 幼保連携型
  • 幼稚園型
  • 保育園型
  • 地方裁量型

幼稚園型認定こども園の魅力は、幼稚園という教育に重きを置いた施設で、保育も担ってくれる点です。

大きな施設に、ピアノなど楽器や体育館など設備もバッチリ。外部の専門講師が来ていたり、年長になれば課外活動もやっているなど、教育という点で見ると完璧です。

我が家にとってネックなのは、やはり家からの距離です。今の保育園に近いところなので、同じく時間はかかるし雨の日は車になるんですよね。

今の生活で1番負担感がある送り迎えが改善できないという点は、覚悟が必要になります…。それ以外は、本当に理想的と言えるんですがね。

まとめ、お金と時間のある家庭は強い

家族会議を重ねた結果、再来年に幼稚園型こども園に応募することにし、次の年度は、今の保育園を継続することにしました。

将来的に、幼稚園型こども園に行くことを考えると、1年しか行かない近場の保育園のために労力を費やすのは勿体ないし、何より頻繁な転園は子供の負担になります。

転園時期を1年伸ばしたのは、あと1年の成長があれば朝の準備もスムーズになるだろうとの希望的観測のためです。いまは朝バタバタでも、1年経って自分で出来ることが増えると少しは楽になるんじゃないかと、楽観してます。

これにて転園の悩みは一応の解決をしました。

家族内で転園について話し合ったり、転園の情報集めや施設見学にいったりしてたわけですが、そんな時にふと、この前読んだ、落合先生の「日本再興戦略」に書かれていたことを思い出しました。

タイトルの通り、これから日本を再興するにあたって、どう行動していけばいいか?について書かれており、教育の章で幼児教育にも触れているんですね。

曰く「幼稚園に行かなくていい」。子供の興味を最大限伸ばすために、家庭教師やシッターを活用して尖った人材を育成するべき、というお話です。

ネットで探せば、確かに専門性を持ったシッターを雇うことも可能なのかもしれません。しかし、複数のシッターの選出とマネージを行うのは金銭面と時間面でハードです。

実際、我が家は限られた選択肢である幼稚園、保育園あたりのリサーチと選択だけでも、工数が逼迫してヒーヒー言ってたわけで。共働きだと、時間でお金を買うムーブもできないですしね。

金銭・時間面で余裕がある人は、それらのリソースをフルに使って子供をぐんぐん伸ばしていけるわけで、今後、その流れが加速していくと教育面の格差が後の努力では埋められない程になっていくのでは。そんなディストピア感を覚えたわけですよ。

テクノロジーや社会制度の進歩で、親の状態に関係なく、全ての子供が自由な道に進んで食べていけるようになる、そんな世の中になるといいな。と思う、きょうこのごろです。

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