育児には危険が常につきまといます。
動き出したばかりの幼児には危険という概念はありません。だから親がきちんと見ていないと、ちょっとした事で命が失われるものです。
育児に参画する男性は増えている、という話をよく耳にするようになりました。だけど、女性と同じ意識で育児をしているかというと怪しいものです。
子供を見ないパパ
確かに子供と旦那さんが一緒にいるシーンを見かける事は多いです。子供を遊びに連れて行く家庭的なパパ、と言えば聞こえがいいものの、スマホに夢中で我が子を見ていない旦那さんも散見されます。
子供がどれだけ突拍子もない行動をするか、実感が無いのだと思います。これは想像力の欠如ではなく、育児経験の少なさからくるものでしょう。
ムスコとマンツーマンで過ごしているとヒヤリとさせられることが多々あります。降りれないくせに無理に階段を降りようとする。窓の鍵に手を伸ばし、鍵を外しそうになる。テーブルの上にあるものを手当たり次第掴もうとする。
こういったヒヤリを日々積み上げた者だけが、子供から目を離さない親になるんでしょう。
男性の家事・育児時間はやはり少なく
下記のグラフは男性の家事・育児時間について諸外国と比較したものです。内閣府のページから引っ張ってきました。
データはちょいと古めですが。1日1時間程度の家事というのは僕の観測範囲を見渡す限り違和感ありません。2時間、3時間も家事や育児をしている男性は稀ではないでしょうか。
育児に関心を持つ男性は増えてきてはいます。だけどやっぱり「お手伝い」の域に留まっている人が多くて、主体性をもって本気で家族に時間を割いている人は少数でしょう。
何事も全力で取り組むのは厳しい道
家族の時間を作ろうとすると、他の時間を削る必要があります。例えば仕事、例えば自分の時間です。時間に比例してこれらの中身を削って良いかというと、そうはいきませんよね。仕事ができてないと口に糊できなくなりますし、自分の時間が無いとストレスで無気力になってしまいます。
時間を減らして中身を据え置きにするとなると、密度を高めることになります。
密度を高めるには、集中して頭を働かせて自分の能力をフル動員させる必要があります。これが中々にしんどい。仕事の場合は無駄な作業を減らすために、戦わなきゃいけないこともあるでしょう。これもキツイ。
もちろん家庭の事をやる上でも本気で取り組む必要があります。家事やお出かけ含めて1日のスケジュールを立てて、きっちりとこなす。受動で後手後手になってしまうと家事は終わらず、どこにも行けずと、パッとしない間に1日が終わっちゃいます。時に子供に振り回されつつ、強い意志でタスクをこなす必要があります。楽しくはありますが、楽ではありません。
そんなこんなで仕事なり家庭なり、そして自分の時間なりを本気で過ごしていると、スマホを触る時間があんまりないなーと思うのです。考える事は沢山あるし、手を動かさないといけない事もあるし、子供と遊んだり見守ったりしなきゃいけません。
充実した日々を過ごすには、家庭も仕事も自分の趣味も、それなりの本気度が必要です。全てにおいて、本気で立ち会えるようになりたいものです。
自分も家ではちょくちょくスマホを弄ることがあるので、自戒の意味もこめて上記を書きなぐりました。
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まー、僕も修行中です。