WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

図面を描くことのハードルが上がっている

舐められない図面を描かなければならない...。

一度検図をする側に回った身ですが、再び図面を描く機会がやってきました。手慣れた環境を離れ、今までと馴染みのない製品の図面を描く。こうした体験はこれまで何度も行ってきたのですが、今回は特に緊張しています。

経験が浅い時分では「完璧じゃなくてもしょうが無いだろ!」とある種割り切って臨めていました。検図者がいる環境に甘えていたとも言えます。

しかしその後に年を経て立場も変わると"自分が思う"周りからの目が変化したように感じました。

「検図してた側だから、さぞかし立派な図面を描けるだろう」
「図面のお作法はもちろん、別業界といえど設計的にもキャッチアップできるはずだ」

そう思うと、事前に周辺の図面を調査したり設計思想を確認したりと勉強する圧がかかるわけです。そしてなかなか図面に移れないし、図面が出来てもチェックに時間をかけて入念にやってしまう。

お陰様で昔に比べてスピード感が無くなったように思います。もっとサクサク描いて仕事を捌けていたのですが。

今はそんなに図面側のお仕事は切羽詰まってないので良いのですが、今後も設計者やるなら意識を変えて数をこなせるモードに戻らないと良くないなぁと感じる今日この頃です。

ベテラン仕事人の皆さんは、同業種新分野に足を踏み出す時に同じような思いを抱えたりしないのですかね?解消する方法があれば教えていただきたいです。