悲しいかな人生において、どうしようもない事態に直面することがある。
自分も含めた観測範囲を眺めると、そういう時にはネットで類似事例を検索してしまうものだ。
今の時代はほんと便利だよ。レアな事態であったとしても、広大なネットの海には類似事例が転がっており、そこには第三者視点で見ると害にしかならないものがあれば良質なものも見つかったりはするけど、しかしいくら類似事例を検索すれども心が安らぐことは無い。害があるものはあからさまに希望を語って信用できず、良質なものは淡々とデータを語り希望を語ってはくれない。
上に書いてあるように、自分も同様の行動をとったことがある。一回や二回ではない。人生は厳しい。壁にぶち当たり、落とし穴に落ちるたびに検索。類似事例を見ては満たされず検索。検索検索検索。
しかしながらやはり自分の未来は見通せない。人生にネタバレは無かった。結局人によりけり、ケースバイケース。
だから無駄に検索して不安を増すくらいなら、ネットを断ってさっさと寝てしまうに限るわけだ。時が来れば嫌でも事実と直面するわけだし、どれほどの事態になっても自分の心身がまともでいられれば時が諸々の感情を摩耗させてくれる。
不安な状態を維持するのは確実に体に悪い。気を紛らわせることがあるならそれでもいいけど、健康にいいし寝るのが一番だ。
さて、今日もさっさと寝てしまおう。