WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

G検定を受けました

G検定関連書籍
G検定を受けました。トップ写真の書籍はG検定の勉強に利用したもの、および知識の土台を築いてくれた書籍です。

勉強方法について

真面目に勉強し始めたのは今年の始めあたりです。

①公式テキストを一周読む
②問題集を解く
③間違った問題や、間違いが多かった分野を公式テキストで再学習

①~③を一通りこなした後、問題集の総仕上げで9割弱取ったところで勉強らしい勉強は終了しました。 以降は「理解してないなー」と自分が感じる分野や技術についてテキストを読み返したりネットで調べたりする程度にとどめています。

公式テキストは原理を理解するには不向き

人工知能の興りから最近の技術、ビジネス利用、法律関連や倫理...G検定は扱う分野が広いです。そこを400ページ弱のテキストに収めているわけで、内容は典型的な広く浅いものと感じます。

暗記するだけの項目はそれでも良いのです。が、技術の原理は簡略化され過ぎてて理解しにくかったです。画像認識回りは「ゼロから作るDeep Learning」を一通りやっていたので問題なかったものの、自然言語処理周り..AttentionとTransformerやそれらを用いた技術についてはテキストを何度読んでもしっくりきませんでした。最近一番熱そうなところなんですけどね。そしてしっくり来ていなくても文字列を覚えていれば解けるのが選択問題、つまりG検定だったりします。

これでいいのかG検定

ジェネラリスト、と銘打っているからには詳しい原理を知らなくても語句とそれに関連する分野がぼんやり頭に入っている程度でいいんだろうと自分に言い聞かせてみるものの、ネットを見回してみるとモヤッとするものが多く見つかります。

G検定で検索するとカンペがレコメンドされますし、twitterでは検索を駆使して試験を乗り切ったと豪語する猛者が何人も見受けられました。試験前の規約でカンニングはダメだよと言われているのに、カンニングしたと堂々とカミングアウトしてしまう人がいるあたりにG検定の世紀末みを感じてしまいますね。

ちなみに自分はカンニング監視にAIを利用しているのではと邪推しながら試験を受けてました。問題に対する回答までの時間で、例えば単なる暗記問題に時間をかけていると検索していると判断されるのでは、同じような内容の問題で回答時間に差が無いか...などなど。

まぁ受験後にネットで見た受験談を見るとカンニングはG検定の常套手段と化している印象を受けたので、世間的にもG検定の肩書とはその程度のものと見られるのかなと。
僕自身は知識を得る目的があってモチベのために試験があったわけで他の人のスタイルは気にしないでいいのですが、それでもカンニング・検索した人たちと同列で見られることは僕の努力すら残念なものになったような心地で、試験受けて合否以外でダメージ負わせるなよと書くくらいは許して欲しいものです。

まとめ

G検定を受けました。

AI関連は一定のウォッチはしつつのめり込む程の興味は持てなかったのですが、世間の流れもあり体系立ったざっくりした知識は仕入れたかったのです。加えてウォッチしてきた印としてのG検定を欲していたのは実際のところです。世間一般の平均よりは知っているはずだと、微妙なところでアピールしたかったわけですね。

一方で問題は受験費用。13,200円。これは僕のひと月分のランチ代に匹敵します。モチベや印という実態も実用価値もないものに払うには、ちょっとキツイですね。庶民なので金勘定は現実的なのです。

そんな折、資格を取ると会社からお金を貰えると聞いたのでこれ幸いと受けてみたのが今回です。

合否連絡は2週間後。落ちていると受験費用の補填のため一か月ノーランチです。受かっていて欲しい。