WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

不安な事ぜんぶ書き出せ!

漠然とした不安がある。深いものでもないし個々に見れば大したことないように見える不安も、積み重なれば泥のように足元にまとわりつき思考の歩みを妨げ、日々の生活に影を落とすことになる。

かつて同じように憂鬱になっている時期があった。炎上プロジェクトで足掻いていた時のことだ。 仕事は積み重なり納期まで問題解決できる見通しが立たたない状況で、いつ破綻するのかもう破綻しているのか怯えながら過ごしていた。 「やるべきことが見えないなら、実務レベルまで落とし込んで書き出せ」とはかつての上司の言葉である。 僕は問題の仮説、それぞれの検証、解決方法を全て書き出した。やるべきことが明確になると不安になる暇もなく動くのみだ。細分化されたタスクは人に振ることだってできる。そのようにして、その時は何とか乗り越えられた。

だから今回も書き出そうと思う。いまの不安を。

と思ってつらつら書きだしてみたところ、あまりに泥沼で闇だったのでブログから紙の日記帳へ転記することとなった。中高時代の暴走のなれ果てが黒歴史とするなら、壮年時の思いは何と表現されるのだろう。紙の日記帳は毎度人に見せられない文字列の羅列で禁書とも言うべき禍々しいものに仕上がっている。

仕事、家、自分...将来の見通し、心理的トラウマ、お金、健康、人間関係...ありきたりで普遍的な不安の種。

時間や金銭、自分の努力で解決に向かうことができるものもあれば、どうしようもないものもある。一先ず、やれることからやっていこうか。一先ずを続けることで、時間や時代も移り変わっていくものだから。