(2017/11/18更新)左クリック時にビヨヨン音が鳴ることがある旨を記載。ダサい。
業務を効率よくしないと時代の流れに追いつけない!(自分の時間が取れない)そんな焦燥に駆られて職場のマウスを新調することにしました。
今までのマウスは支給品の3つボタンマウスでした。3DCADの操作は左手でバリバリにキーボードショートカット使いながら、右手は絶えず動いて部品をクルクルさせています。ですが、時折右手じゃないと届かないショートカットがあって、マウスから手を離すときがあります。これが結構な時間のロスに繋がるんですよね。
そんな時にゲーミングマウスです!左右クリック以外にも多数仕込まれたボタンには単数・複数どちらのキー入力でもプログラム可能です。右手を使うショートカットをマウスのボタンに仕込んでおけば、右手は常にマウスに張り付くことができるわけですね。とても効率的。
「プログラム出来るボタンが複数あればいいや」という意識のもと、安くて評判も良かったLogicoolのG300sを購入しました。せっかくなのでメカ屋らしく外観レビューでもしてみます。
[:contens]
梱包状態
いかにも「ゲームやるぜ!」ってパッケージですね。中身をすかして基板をチラ見せしているデザインとか、モロにゲーマー・理系を感じます。
側面には諸スペックが載っています。そもそもがゲーミング用だからトラッキングとか感応度は重要なんでしょうね。(僕は拘ったことないんですが、マウスによってそんなに変わるものなんでしょうか)
摩擦係数載ってるのは面白いですね。ベニヤ板を相手方にして測定したみたいです。摩擦係数って素材だけじゃなく表面状態によっても大きく変わってくるので、あんまり意味ない数値じゃないかな。
1000万クリックは数値のインパクトが凄いですね。マウス、僕としては10年くらい持って欲しいので1年100万クリック、年200日働くとして1日に5000クリック、CAD触る時間が5時間として1時間1000クリック、つまり1分に13クリック。うん、1000万クリックって結構妥当なところかもしれません。
内容物
中身は本体とクイックスタート、注意書きに保証書、そして隙間埋めの台紙ですかね。台紙は無駄に塗装と中抜きがしてあり無駄なコストが乗っています、コストダウン案件です。そもそもいります?
クイックスタートを見ると最初のページから「続きはWebで!」。無駄に紙を使わない姿勢は好感が持てます。遠慮なくクイックスタートの紙はゴミ箱へ直行です。
本体外観
メインとなる本体の外観です。サクサクいきましょう。
形状は左右対称。右利き左利き問わないユニバーサルデザインは、利き手を故障した時に重宝しそうです。
全体的に塗装は無く樹脂の打ちっぱなしです。低価格の製品なので加飾に金はかけられないということですね。樹脂の表面仕上げをシボとツヤで変化を持たせることで、なんとかデザインしているんだぞ!という意志を表明しています。これにより全体の統一感がなくなりゴテゴテした感じになっており、昨今ブームのシンプル思考とは反対に行っている感じです。ただ、ゲーミング感やメカメカしさを表現したかったんでしょう。
6つあるプログラムボタンは天面シボで刻印と側面がツヤ仕上げです。刻印はともかく側面をツヤ仕上げにしているところは、要素を多くして立体感・ゴツゴツ感を出してやるぜ!という意志を感じます。一貫してますね。
底面は青色です。ゲーマーは青が好き。
側面はマウスをホールドする指の負荷を低減させるためにラバーが貼られています。3次元曲面にラバー貼付けとか、作業的には鬼ですね。(貼付けにくい上にゴムが伸びて貼付け座面に合わない)ラバー表面に傷というか跡が見えますが、現地作業員の方の苦悩が乗り移ったようです。
ちょいと気になったのがパーティングライン。
黒ツヤの樹脂カバー、キャビに左右からスライドを入れて形状を作っているんですが、キャビとスライドの金型の合わせが下手クソで、段差が目立ちます。ツヤだからなおさらです。ちょいと頑張れよと言いたい所ですが、これ2000円ちょいの製品だしなぁ。
底面は摺動用にシートが貼られています。日東の400番台かな?四角とか丸とかの単純形状ではなく、図面書くときに寸法の入れ方に困りそうな形状をしてますね。そのせいか、貼付け面とシートの形状があっておらず、シートがはりつけ面周囲の壁に乗り上げちゃったりしてます。まずいですよ!
自社ロゴと製品名は刻印ではなく印刷してますね。ここも刻印でやっちゃえば結構なコストダウンになるんですが、会社の規定とかかもしれません。シリアルのシールは盛大に貼付けズレしています。まぁ、安いモデルだから。。。
ボタン押し感
ボタンの押し感、マウスホイール下のボタン2つだけ明確に違います。ゲーミングマウスは初期設定だとこの位置のボタンはプロファイル切り替えボタンになってたりするので、違う機能感を演出したいのかな?クリック音低めだし、パッケージを見る限りタクトスイッチ使ってますね。
他のボタンはたぶんドームスイッチです。カチャカチャと甲高いクリック音がします。左側の方が全体的に押し感が良さげです。組立か部品かは分かりませんが、右側はちょいとスイッチ中心から偏心してるんでしょう。良くある事だし、安いモデルなので深く気にしてはいけません。
(2017/11/18追記)
左クリック時に押し方によってビヨヨン音が鳴ります。めちゃくちゃ気になる!出来上がりの差で鳴るものと鳴らないものがありそうですが、このくらいは設計で対策しておいてほしかった。おすすめ度-1です。
まとめ
好き勝手書きましたが、実戦は未投入です。使用感やら実際の工数削減効果とか、データ集めが大変そうなのでたぶんやりません。外観レビューは見たまま言えばいいので、楽ですね。
ゲーミングマウス、ゲームに合わせたマウスなのは言うまでもないです。ただプログラムボタンはショートカットをマウスに仕込めるわけで、事務作業だったり資料づくりだったり、色々はかどりますよ。デザインがゲームゲームしてるのがビジネスに不向きですが、実用面ではオススメです。