高級マウスMX Master 2Sを買ってしまった。買ってしまった、というからには計画的な購入ではない。からあげ (id:karaage)さんの無線マウス探求のツイートに刺激され、今のマウスに対し心の奥底にたまっていた小さな不満に火が付いた結果の購入だ。
ここでは先代マウスG300sに感じていた不満と、それを解決してくれるMX Master 2Sの感想を語っていく。
有線の限界
ゲーミングマウス G300sは良い製品だった。満足していた。ゲーミングデバイスならではのボタン量、有線ならではの応答性の良さはCADテクを何倍も持ち上げてくれた。悪いのはG300sではなく僕の環境だった。
テレワークになり、プライベートのマウスを家で使いまわすことになってどれくらいが経っただろう?気が付けば仕事前後には新たなルーティンが追加されていた。マウスの差し替え、、地味に面倒な作業だ。
他にもある。
家を買い、自分の部屋を手に入れ、デスクも購入した。その夢のデスク上が汚いのだ!ケーブルが多すぎて。
そんなわけで自分では気が付かなかったが、
身体はマルチペアリング可能な無線マウスなマウスを求めるようになっていた。
そしてからあげさんのツイートから大量のマルチペアリングマウス情報を流されて意識を失い、気が付けば手元にMX Master 2Sが握られていた、という顛末である。
MX Master 2Sは良いぞ
MX Master 2Sは以下の点で良かった。
- 3台まで登録可能なマルチペアリング
- ホイールの高速スクロール
- 1万円ほどの何とか捻出できる価格 (master 3は無理)
- メッシュ切った後みたいな親指あたりのデザイン
- タブを切り替えられるサムホイール
上に書いてあるものほど嬉しかったポイントだ。
マルチペアリングは必須条件として、クリック感無く低摩擦で回り続けるマウスホイールは感動的だった。やり過ぎてCADのモデルが無限遠まで行ってしまう事もしばしば。もちろん、切り替えでクリック感有りにもできる。
そして価格。僕にとって10,000円は「月に1度なら..」で、15,000円を超えてくると「四半期に1度なら..」となってくる。精神的ハードルが違うのだ。だからMX Master 3ではなく2Sを選んでいる。
親指のデザインも良い。ソリッドで硬派な感じがするのと、昔Pro/Eでこういう意匠の面張りをやったので親近感がわく。
サムホイールは、高級マウス感があって良いがタブの切り替えとして使うのはベストではないかなという気もしている。アプリ切り替えの方がいいかな。まだ研究中。
ここはイマイチ
以下はイマイチだった。
- サイドボタンの位置
- ジェスチャーボタンの位置
サイドボタンは純粋に押させる気が無いだろうという位置についている。MX master 3では別の箇所に移動している。個人的には、つけるならサムホイールより先端側だと思う。左クリックと中でぶつかるから今の位置に落ち着いているとは思うが。
ジェスチャーボタンは押しにくい。押したうえで動かすのはもっとやりにくい。これも位置が悪い。
良くも悪くもないけど使った印象
- デザイン通りに握らないエルゴノミクスデザイン
- 重い
慣れの問題かもしれないが掴み方について。
マウスのデザインとしては深く握りこむ形状をしている。
ただし深く握りこむとマウスを素早く動かすことができなくなる。感度の方を調整してみたがしっくりこず、自分は浅くつまむ感じで使っている。サムホイール的にも、こちらの方が良い。
また、これまで使っていたG300sよりも重みがある。G300sが117gに対し、MX master 2Sは145gだ。操作に問題は無いし疲れるわけではないが、操作をしていて重みを感じる。
Flow使ってみたい...
最後に、MX master 2Sはディスプレイ端にポインタを移動させるとシームレスに他のPCと切り替えられるFlow機能がある。
使ってみたいのだけど、お仕事PCとプライベートPCをシームレスに繋ぐ場面がない。そもそも繋ぐこと自体も怖い。一応ラップトップのMacも持っているが最近は出番もなく、せっかくのFlowが使えてないのはもったいない気がしている。
まとめ
高級マウスMX Master 2Sを買った。
無線マウスは昔安いものを使っていて、乾電池が切れた時と通信が瞬断する時のイライラであまり良い思い出は無かったが、MX Master 2Sは本気のCADオペにもついてきてくれる。今では良き相棒である。
道具として満足であり、ケーブルを消してくれてインテリア的にも満足している。本当に、買ってよかった。
地味にチラ見せしていくスタイル。
G300sは悪くないよ。