今年は色々銘柄を調べているので、頭の整理を兼ねて調べたことをブログに残します。
今回は【3733】ソフトウェア・サービスです。
何故この銘柄に注目したのか
- 直近のコンスタントな成長
- 高い営業利益率(17~19%で推移)
- 高い自己資本比率(80%)で流動比率も300%超えで良い
事業内容
病院向けに電子カルテを販売している会社ですね。ソフトだけでなくハードも取り扱っているようです。
決算説明資料に稼働病院の情報があり、ザッと見た印象では病床数100~400の中規模病院の顧客が多そうです。
電子カルテのシェアは富士通に次いで2位とのことです。イメージですが、病院のシステムはそうそう入れ替えるものでもないでしょうし、高いシェアは安定した保守売上とリプレース案件に繋がりそうです。
(引用元:https://www.softs.co.jp/e-map/share.html)
僕は病院勤務じゃないので製品に触れる機会はないのですが、ユーザーからの評判は悪くなさそうです。
直近の業績と24年予想
高い営業利益率と予想含めて4年連続での2桁営業利益成長は見事ですね。
医療DXは国から推進されていることもあり、関心が強そうです。
電子カルテの普及率は決算説明資料によると51%とまだ拡大余地もあります。が、日本の人口が将来減っていく方向なのを考えると、今の延長線だけだと遠からずどこかで頭打ちになるであろうことは念頭に置いておかないとですかね。
元々関西基盤の会社なのでユーザーもそこが多めで、直近は東京支社を作り東京圏のシェアアップに力を入れているようです。
競合
シェアトップは富士通とあるのですが、富士通の規模だと電子カルテ分野の詳細情報は見えてこないんですよね。売上4兆円くらいなので、電子カルテ部門の割合は2%くらいでしょうか...?
3番手にあたるCEホールディングスはメイン顧客が結構似通っている感じです。
導入実績をみるとソフトウェア・サービスより多いのですが、電子カルテという視点で見てないからですかね。
4320CEホールディングスは営業利益率、財務状況のどちらもソフトウェアサービスより落ちる印象です。
あとは3649ファインデックス。シェアの表には出てきていないのですが、国公立大学に高いシェアを誇っています。ここら辺は集計のネタ元が違うので、外から見ていると実際のシェア感が良く分からないですね。
ファインデックスは財務がソフトウェアサービス同様に健全で、売り上げ規模はちょっと劣るものの営業利益率はより優秀です。とはいえPERは21倍でソフトウェアサービスよりも高いんですよね。プライムに上場しているから?それとも業績以外のところで差が出来ているのでしょうかね。
まとめ
【3733】ソフトウェア・サービスを調べてみました。
業績面と当面の将来性は良いと思っていて、PER13倍は割安な印象があります。 一方で配当利回りは1%前後でイマイチ、PBRは2倍あるので株主還元を加速することも無いのかなという気がします。決算説明資料もあまり力が入ってる感じではないですしね。
筆頭株主は創業者の現会長なのですが、結構ご高齢なので相続とか考えると株価は上がらない方が都合がいいのかなぁとも。
ここまで述べてきたことはあくまで貧弱一般人の僕の見解なので、実際に投資を考えている方はご自分で調査・解析を行い自身の判断の元で行ってくださいね。