WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

環境の変化と自分の世界観の更新

人は誰しも自分なりの世界観がある。それとは別に自分が所属する集団、家族から会社・国だったりの様々な規模の世界観もある。だから自分の世界観と他の世界観がぶつかりあうこともあるし、たいていの場合は自分の世界観に修正を加えて事なきを得るはずだ。ただ時々、強すぎる世界観を持つゆえにすり合わせに苦労する、時間を要する場合もある。学生から社会人になるような、激烈な環境変化でも同様だ。そして強すぎる世界観を持ち激烈な環境変化を迎える人もいることだろう。そういう人にとって年度が変わってからの新しい環境への適応は大変な仕事になる。折れずにいて欲しい。

自分についていうと年を重ねるごとにすり合わせは楽になっていった。まず自分の世界観がすり合わせすぎて擦り減った。しかし世の中には色々な世界観が存在することも知った。所属する世界観をある程度選択できることも知った。世の中捨てたものではないし、人生はあまりドラスティックに捉えなくても良い。

自分の中にある「世の中こうあるべき」な物事、現実がそこから外れてると辛いものだ。所属する世界観を変える試みも、元気があるなら試してみるといいが、色んな方面の能力を持っていてかつ運が強くないとなかなかうまくいかないだろう。戦ってみるのも経験だが、疲れたら休んで美味しいもの食べて趣味に耽って、気が向いたら自分の世界観を更新してみればいい。ちょっとずつちょっとずつ、そのうち世界観の乖離は多少マシな辛さに変わっていくものだ。

人生いろいろあるものだよね。新年度もはじまって、まぁ頑張りますか。