WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

クソッ!何度PDCAサイクルを回しても会議が検討会に変わっちまう!

色んな理由で集められて行う会議だけど、どの会議も下記例のように【情報を共有する】【意思決定を行う】が最終的な目的だ。

  • 上に状況報告し進行方向の是非を問う
  • 分野を跨ぐ課題を共有し対策方針・やる事を決める

エンジニアリング業をやっていると検討会、ブレストの名の元【みんなで考える】集まりをやることもあるが、これは本来なら意思決定や情報共有の会議とは分け隔てられるべきだd。

が、往々にして会議は検討会に変わる。

「この課題に対する解析はこうで、こういう対策方針でいきます。」
「本当に大丈夫か~それ、ちょっとデータ見せてよ」
「アッ、ハイ...」

1度データを開くと終わりの始まり。気になるところが続出して議題が発散、課題に関係ない場所まで飛び火し数時間燃え続ける火事となるわけだ。その上、意思決定は延期になる。

こうした悲しい出来事を防ぐため現場はひたすら走り続けるわけだけど…。

・会議の目的を明確にする
ゴール設定があっても、一度詰まると終わりである。

・図付き資料を事前配布
事前配布資料に目を通すのが普通という価値観は急に芽生えないし、目を通してない人は置いてけぼりにするよというストロングスタイルを進められるマッチョな人材にもなれない。

・事前に相手と話をつけておく
相手側Bossの圧力が介入して、事前合意は往々にしてひっくり返される。

"事前にこれで行こうって決めましたよね?" 「Oh...」
"お前、ほんとそれで良いの?" 「Ah...」

自分のとこのBossと僕の板挟みに、相手担当者の苦難が伝わってくる。でもひっくり返されると困るのはこちら。どこも現場は辛いや。

・「この件は別に会議設定して、関係者だけで話し合いましょう」
燃えた後の被害を極力抑えるための提案、切り札。または先送り。

時折、「有識者がたくさんいるこの場で話し合った方が効率が良かろう」と返されて続行となる。
悲しい。

まとめ

詰まるところこの記事は、最近参加した会議がことごとく炎上して長時間拘束されている場になっていることに対する愚痴だ。

僕は本来は検討会的なものは好きだ。でも会議から変質した検討会は苦手。というのも、そういう場では案を出すというよりも晒し、ボコボコにする図に見えるものが多く、担当者を震え上がらせるだけに終わるものだ。加えて、結局仕事は前に進めない。

会議を検討会に発展させる方々も、今のままではだめだと、良かれと思って炎上させてる。それは分かっている。一方で、手法として炎上はプロジェクトに貢献するものではないとも思う。それでも検討会が度々起こってしまうのは、会議出席者間の信頼関係が成り立ってなかったり、コミュニケーション不足で見ているものが違ってたり、表面的な行動ではどうすることもできない深い根があるのかもしれない。