嫁さんと2人で今月の家計を確認している最中に、「今後もこのくらいの収入が続くのか」という話になりました。ここ最近は以前に増して残業時間が減っており、それによる収入減が家計を直撃しているのです。残業が無いと赤、とは以前のエントリーで書きましたが、それが現実のお話になったんだなと実感します。
嫁さんからは「児童手当」「育児給付金」の存在と、来年からは仕事に復帰して収入ができるから大丈夫、とフォローいただいていますが、思うところがあるので仕事と家庭についてつらつら書いていきます。
支出を減らす
減った収入に対処するには支出をそれに合わせて減らせればOKです。とはいえ我が家では食費や育児用品、消耗品などへの支出は概ね抑えられている状況であり、簡単に削減できる項目は少ないです。嫁さんから「これ以上ケチるのは厳しい」とコメントいただいてる状況ですが、支出削減のためにできることを挙げてみます。
公共料金削減
月々の公共料金が僕の1人暮らし時代と比べて3倍強かかってます。この状況を生み出す主な要因は2つです。
- 肌が弱いムスコのため朝・晩2回のお風呂・シャワー
- 2部屋でのエアコン使用
(1)については、しょうがないです。水は洗濯で再利用していますし、ここはケチるところではないでしょう。ということで手を入れるのは(2)のエアコンについて。
現在、寝室が「ムスコ・嫁さん」と「僕」という2部屋に分かれており、それぞれの部屋でエアコンを使っています。平日、「ムスコ・嫁さん」が寝た後にしばらく僕が寝室で読書やらPC弄りやらをやっているためにかかっている費用とも言えます。
「ムスコ・嫁さん」寝室は居間とスライドドアを介してつながっていて、居間もエアコンの効果範囲となっています。僕の作業を「ムスコ・嫁さん」寝室直結の居間で、デスクライトなどを用いて行うことで、僕の寝室におけるエアコン使用を削減できるのではと思います。ただし、そろそろエアコンの時期も終わりが近いです。
シエンタくん削減
車は維持費がかかります。一括購入なのでローン返済はありませんが、駐車場代と保険代だけでもなかなかの支出です。おまけに車検や駐車場の更新費用などが一定期間ごとにのしかかってきます。
ただしシエンタくんはスーパーやベビー用品などのまとまった買い出しを行う際に活躍しており、また月に何度か嫁さんとムスコが実家にお世話になるときにも使用されています。首都圏の電車はどこにでも敷かれていますが、新宿や渋谷などの都心を経る必要があり無駄な移動距離が発生します。人が多いとベビーカー不便ですしね。(特に新宿)
運転は嫁さんにとってストレス解消になる用ですし、嫁さんが実家から食料その他を徴発している点も考えると、費用対効果的に所有していた方がいいのかなという気はします。
住居移転
固定費削減で最もインパクトがあるのは住むところを変えることでしょう。今の最寄駅は急行が止まる駅ですが、これを鈍行駅などに変更すれば大きな費用削減が期待できます。どうせ通勤・退勤時間帯に急行は走らないので、その点はこだわらなくていいのかなという考えが僕の頭をよぎります。
住居の移転は引越し費用や礼金など諸費用を必要とします。そういう点からちょっとした月々の収支のためにするものではなく、きちんと将来を見越して腰を据えて行うべきだと考えています。直球で本心を言うと、マンションを買いたいのです。不動産バブルが落ち着き、今より低いローン返済額でマンションが購入できる時代を待望しています。
僕のお小遣い削減
嫁さんから打診されて、さすがに今回は強くNoといいました。
自分が自由に使えるお金は僕のモチベーションにかかわります。去年もThetaやα6000とか買ってて、無駄遣いを全くしていないと言い張るつもりはないですが、数か月に1度くらい大きく使うのは許してほしいところです。そろそろ大学から着ているアローズの青レーベルの生き残りもリプレースしたいです。
収入を増やす
支出を減らすことを考えると暗くなりがちです。どうせなら収入を増やす方向で考えたいですね、その方が前向きです。この項目については、どんな選択肢があるでしょうか。
本業で出世
王道だと思います。そして何よりも茨の道だとも。
今よりも高い評価を得るためには積極的に他の部署に顔を出したり、上の人と絡んだりして顔を覚えてもらい、積極的に「他部署にも見える」仕事を取りいく必要があります。現状でも自分の余裕がある範囲でそうしたことをしてはいますが、出世を目指すということは労働強度を上げる必要があるでしょう。個人的に、今より労働強度を上げていくのは精神的にツライかな。。。
副業
最近流行っているように感じるのは僕だけでしょうか。日本は遅れていると耳にすることはありますが、組織に属さない働き方も増えて収入を得る手段も多様化してきました。今の会社だと副業は要相談らしいのでハードルは高いですがね。
もしもの話ですが、自分が副業するとしたら自分の設計スキルを利用できるものかなと考えています。最近読んだ「LIFE SHIFT」の提唱に従えば全く違う方向のスキルを伸ばすべきでしょうが、副業とはいえ仕事を行う上では素人のままではダメで、本気で勉強する期間を設ける必要があるでしょう。そうなると、もはや副業ではないですね。
ちなみにこのブログの収益ははてなプロの契約料を払えない程度です。副業と呼ぶには寂しいですね。
投資
仕事で安定した収入を得ながら、その一部を運用することでも収入を得る。僕の理想です。まだまだ収入の柱と言えるほどの利は出てませんが、投資を始めて10年余りでトータルはそこそこの黒字になっています。
我が家では夫婦共通預金は元本保証の終身保険や学資保険、個人の預金はお好きにどうぞということで、僕は株式に投資しています。今は個人の収入はお小遣いだけで追加の資金投入ができないことから大胆に運用することが難しく現金比率が高めです。
勇気を出してといいたいところですがリスクとリターンは裏返しです。「投資で大きく儲けよう」というのは追い込まれた発想かと思うので、今後も現金比率高めで構えて、大きく落ちたところで出動するくらいのスタンスでいようと思います。マイナスにならなきゃいいや、くらいの心づもりです。
結局は現状維持なのですが
つらつら書いてきましたが具体的に何かするかというと、電気代をケチるくらいなのかなーと思います。しばらくは冬の時代が続きますが、今年は奨学金の払込が終わる年ですし、多少のお賃金アップもあるかと思うので状況は好転するかなと考えています。
ただしもうちょっと先の未来、残業が完全になくなり、なおかつお賃金に残業分が反映されなかったとしたら。たぶん現状維持では乗り切れなくなるでしょう。その時のために収支を変革する用意と覚悟は必要でしょう。余裕のあるうちから支出の無駄を削減し、収入の多角化について考えておくことは無益ではないと思います。お金があれど時間はない。時間はあれどお金はない。あちらを立てればこちらが立たずといった感じで、なかなかどちらも満たされた状態にはならないものです。
オマケ)残業減による業務への影響
僕と、僕の所属する部署については概ね業務は回っている状態です。これには大きく分けて2つの要因が効いていると思います。
- 部署内でのアウトソーシング体制の確立
- 中長期的な取り組みへの工数削減
部署内アウトソーシング
業務負荷が大きいプロジェクトから、同じ部署内の負荷の少なめなプロジェクトに一部業務を委託する仕組みです。設計や製造にまつわるやり取りなどは担当設計者でなければできませんが、資料作成やその材料作り、あとは単純な形状の部品図面作成などでしょうか。この辺りは管理職レベルで密に連携してトップダウンで行われており、ちょっとしたコミュニケーションコストにより全体の工数としては増えてはいますが、業務の平準化に大きく貢献しているように思います。
中長期の取り組みへの工数削減
労働時間を減った分を業務の効率化と平準化で乗り切ることは難しいです。
そこで白羽の矢がたったのがメイン業務外の活動の削減です。これは章題にあるように中長期的な取り組みであり、実際の設計開発業務とは違った業務なのですが、削減された労働時間ではメイン業務をカバーするので手一杯の状態となっています。
私事ですが僕はこの取り組みを主導する方の立場なので、近づいてくる年度末の成果報告の日に対し、処刑日を迎えるがごとき心境で毎日を生きています、キツイ。
こんな記事も書いています。
家計の収支だけでなく、僕の収支も結構きついんですよね。