WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

夜中にネットが遅いのは気のせい?Raspberry Piで通信速度の推移を確認してみた

夜中のネットが遅い!
怒りの臨界点を超えた僕はOCNに電凸すべく定量的なデータ、つまり通信速度を取得することにしました。

昼間

明らかに速度低下してますね、これは…

そんなわけで、このデータをもってOCNに電凸したわけですが、「夜はみんながネット使うから遅くなるよ!あなたが住む地域はインフラ整えてる途中だから、工事を待ってネ!」とカウンターを貰い、あえなく退散することになりました。

状況は何も変わらなかったわけですが、「電凸すると通信速度が上がることもある」というオカルティックなお話も耳にしたので、せっかくだから通信速度の推移を記録することにしました。

ラズパイで通信速度を測ってみよう

通信速度の測定にはRaspberry Piことラズパイを使用します。理由はとりあえずやってみたかったからです。
セッティングに関しては下記2つのサイトを参考にしました。

ラズパイといえばからあげさん(id:karaage) です。通信速度測定の経緯とか全く同じです。今回急にラズパイで通信速度測定を思い立ったのも、この記事の影響かもしれません。思考がジャックされつつありますね。 karaage.hatenadiary.jp

こちらの記事はシェルのところを参照させていただきました。Linuxとか良く分からない系の人間なので大変助かります。 iici.cocolog-nifty.com

speedtest-cliの実行まで

まずは測定に使用するspeedtest-cliのセットアップをします。
ラズパイを立ち上げてターミナルを起動し、以下のコマンドを実行してインストールを行います。

sudo apt-get update
sudo apt-get install python-pip
sudo pip install speedtest-cli

これだけで測定できるようになります。 実行はするときは、

speedtest-cli

表示を単純化したい場合は

speedtest-cli  --simple

にて実行です。

f:id:temcee:20180305222538p:plain

通信速度GET!

定期実行と結果出力

speedtest-cliを一定期間ごとに実行するシェルを書きます。今回は30分ごとにログを取るようにしました。

vim speed_get.sh

vimエディタを起動して、「speed_get.sh」という名前で中身を書き始めます。
内容はほぼ参考サイトまんまで、下記のようにresult.csvに実行時刻とspeedtest-cliの結果を出力していきます。

#! /bin/sh

while true; do

  DATA=`speedtest-cli --simple | tr '\n' ','` #コマンド実行結果の改行を,に置換

  TIME=`date '+%m/%d %T'` #実行時刻を取得

  echo $TIME','$DATA >> result.csv #結果をresult.csvファイルに出力

  sleep 1800 #待機時間(今回は30分ごとに取得)

done

保存して終了したら。あとは下記コマンドで実行します。やめたくなったらCtrl+cで抜けましょう。

/bin/bash speed_get.sh

グラフ化してみると

3日間ほどログを取ったresult.csvをエクセルのMID関数で欲しいとこだけ抽出してグラフ化しました。 f:id:temcee:20180305222143p:plain

あれ?

自分の体感としては朝昼は普通の速度で夜だけ遅くなっている感じでしたが、通信速度が落ちる時間は意外とバラけてて、顕著な傾向性が見て取れません。それに、遅くなっても10Mb/sは出ています、以前の測定が1Mb/s程度だったことを考えると幾分マシになってますね。

前回測った時も偶然夜の時間帯に遅くなってただけなのか?それとも、電凸の効果が少しは出てるのか?

ログをとっても何か明らかになるわけでもなく、結局謎が深まるだけでした…

まとめ

通信速度の推移を取得することに成功しました。ただグラフは思い描いてた傾向が見えず、スッキリしない結果でしたね。

もうちょっとログとってれば、何らか見えたかもしれません。本当は1週間くらい取るつもりだったんですが、不注意でラズパイの落下試験やっちゃいまして…(電源断)

余談ですが、今回はラズパイ用に買った小型タッチディスプレイが生きました。使い道あるかなーなんて思ってましたが、一応文字が読み取れる程度の解像度があるので、今回やった程度の入力作業は出来ますし、タッチが効くのでマウスも必要ありません。(これが大きい)

こういうガジェットがあるとモチベーションが上がる性格なので、今後も何かの機会にラズパイ使っていきたいですね。