業務がナギ節に入る予感がしたので、中国語講座を平日の定時後にぶっこむことにしました。
なぜ中国語なのか。
- 実用的である
- 新しいことをしたい
- 日本語に字が似ていて学びやすそう
特に上2つが大きいです。10年近く勤め人をやってると、業務以外で刺激が欲しくなるし、仕事面でのスキルアップも意識するお年頃になります。
*** 設計者には実用的な中国語 中国のメーカーに立ち会ったりするハードウェア設計者にとって、中国語はめちゃ実用的です。中国のメーカーでもリーダークラスだと英語を喋る人が多いですが、現場の技術者は喋れない人もいます。で、僕ら設計者がほんとに会話しないと行けないのって、現場の人なんですよね。
お互いネイティブじゃない英語で、なおかつ間に通訳入っての技術のやり取りは不便かつ、すれ違いの懸念があります。
前に、樹脂インサートの部品に変な凸が付いていて、その原因を聞いていたときの話です。
僕の話が技術者に行く前に、間に入っているあちらのリーダーから「これは凸じゃなく凹で、Eピンで突いて出来たものだ。修正出来ない。」って返ってくるんですよね。 樹脂ならともかく、金属板がEピンの突き出しで顕著に凹むとは考えにくいし、そもそも部品は僕が視る限り凸だ。測定器で測ってくれればはっきりするんだが。
そんな感じでモメそうになってる時、一緒に立ち会ってた同僚が、金型の技術者に直接会話を始めたんですよ。中国語で。
状況を説明すると、部品の状態を確認すると、すぐに答えは出ました。 成形時にインサートしてる金属板は動かないよう押さえてあるんですが、その時にEピンが飛び出していると金型が損傷するから、押さえ面から控えていること。押さえの力で、Eピンが控えて出来た空間に金属が変形できてしまうこと。
そんな、納得のいく説明が技術者から得られました。
細かい設定やら構造やらは、やはり設計した本人でないとわからない事が多いので、直接やり取り出来ると捗るんだなー、って知見が得られました。
*** 新しいことをしたい
英語を習うことも考えたのですよ。
仕事以外のことを考えると、英語のほうがユースケース多いでしょうし。
でも中高で6年も勉強して飽きたし、その6年でsomehowで意思を伝えられる程度には出来るようになっているので、正直伸びしろが少ないんですよね。大切なのは感覚。圧倒的成長をしているという感覚。そのためには、白紙から初める中国語のほうが適任です。
*** ひたすらピンイン で、講座を受け始めて何やってるかというと、ひたすら発音です。中国語の読みをローマ字書きにしたものをピンインっていうんですが、ひたすら先生の発音をシャドーイングです。
中国語では日本語では使わない音が多分に出てきて悩ませてくるわけですが、不思議と自分で発音していると微妙な違いがわかってきます。その過程が面白い。
けど単語や文法はまだまだなので、全然読めないし、聞き取れても意味とリンクさせられています。
今は、そんな感じです。 ここから本当に、中国語が読めたり会話できたりするようになるのか、と不安になったりもしますが…英語だって、そのあたり出来るまでに数年も勉強してるわけです。語学が身につくまでの道のりの長さを感じます。
まとめ
中国語始めたよ、という近況報告でした。
集団で机に向かってインプットに励む。社会人になるとそんな機会がなかなか作れません。新鮮です。仕事と家庭以外の場って、案外貴重なんだなと気が付きます。
非日常感といいますか。新鮮です。繰り返しになるんですが、これが一番の感想なんですよね。淀んだ部屋の空気を、窓を開けて入れ替えるがごとく。清々しい気分になります。
もっともお金を払って学んでいるので、使い物になる程度には、しっかりと学んでいきたいものです。
通勤中にこれ聞いてたり。コソ練は基本です。