Fusion360でアセンブリ関係の機能を弄ったので、メモを残しておきます。
部品アセンブリから、アセンブリした部品の位置合わせ、アセンブリ状態での断面作成と一通り網羅してあるので、アセンブリはこの記事だけ読めばカバーできるようになります。
アセンブリ
Fusion360のアセンブリ方法は2通りあります。
1.部品を個別ファイルで作り、アセンブリファイルにドラッグ&ドロップ
2.アセンブリファイル内に新規コンポーネントで部品を作る
オススメは方法1です。他のアセンブリの流用や部品単品の共有を考えた時に手間が少ないです。
位置合わせー移動とジョイントー
位置合わせについては3通りのアプローチがあります。
1.部品作成時に同一原点になるように作る(位置合わせの必要なし)
2.【拘束無し】移動(ショートカットキーM)で位置を動かす
3.【拘束有り】ジョイント(ショートカットキーJ)を使う
オススメは方法1です。特に複数人で設計を行う場合は、共通原点を元に進めないと崩壊します。個人の小プロジェクトなら問題起きないと思いますが、念のため。
方法2と3は個別に説明します。
移動(ショートカットキーM)
拘束無しで自由に動かすモードです。他の部品が動いても追随しません。
様々な動かし方が可能で、点と点を合わせたりとか、原点位置をピボット設定で変えて回転軸を任意の位置にもっていったりとか、色々できます。これは習うより慣れろなので、実際に触ってみるといいです。寸法測って数値打ち込むよりも早く位置合わせできるようになります。
ジョイント
拘束付き、なおかつ関節付きで固定するモードです。関節のタイプは回転やスライド、そもそものガッチリ固定など多種多様です。拘束付きなので、ほかの部品が動くと追随します。動く部品の軌跡確認を行う場合には有用でしょう。
例として、回転式の蓋のジョイント固定を見てみましょう。
こんな感じに動かせます。
断面作成
アセンブリしていくと他部品との関係が気になってきます。そんなときは断面を切って、干渉が無いか、もしくは離れすぎてないかを確認します。
操作は簡単で、解析したい断面方向の面(形状でも原点でも)を選んでオフセット量を記載、もしくは矢印を直接動かすだけです。一度作った断面は、左のリストに作られるので、必要に応じてON/OFFできます。
まとめ
Fusion360のアセンブリ周りの機能、ジョイントはちょっと癖があるように思いました。慣れれば問題ないレベルですがね。
断面作成のほかにもペア部品の干渉チェックにも対応しており、趣味レベルで使うには十分すぎるほど機能が詰まっています。これだけ使い物になるなら、本気で何かを作ってみたくなる…
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