Raspberry Piをラップトップみたいに画面チルトさせるケースを作ってみるかな、と思い立ちました。暇を見つけてはFusion360でのんびりモデリングしています。
今回は可動部分を設けるので、下記のようなアセンブリ構成にしています。動く部分をひとまとめにして可動させて様子を見ることができ、便利です。
実際にこのアセンブリ構成を作るとき、アセンブリのファイルの方からつくって、後から部品モデルをつくってアセンブリファイルにぶら下げていってます。
そうしたときに、Fusion360が自分の予想外の動きをしました。子アセンブリにぶら下げたデータが、親アセンブリで見るとズレてたんですよね。
子アセンブリと親アセンブリで部品の位置情報が変わる
ラズパイの液晶ユニットとベゼルの部品だけチャチャッと作ってアセンブリ化(子アセンブリ)し、親アセンブリに子アセンブリをぶら下げて、移動で位置を合わせました。
その後にバックパネル(黄色の部品)を子アセンブリに追加しました。
子アセンブリ、画面表示側のパーツとキチンと位置があっています。
しかし親アセンブリで見ると、背面のパーツが液晶に直行するように配置されました。
子アセンブリと異なる位置です。
子アセンブリを回転させているわけではない
このことから推測するに、親アセンブリは子アセンブリをアセンブリとして回転させているわけではなさそうです。子アセンブリのさらに下、個別のパーツをそれぞれ動かし、その位置情報を保有しているように見えます。
他のCADでも親が子の子となる部品の表示状態を保有するものは珍しくないですが、子アセンブリ単位で動かしたものも、子部品を動かした個別に動かした前提で状態を保有するとは、自分には意外でした。
Fusion360でアセンブリを使う場合は、最初に部品パーツを全て子アセンブリに組み込んだ上で親アセンブリで位置を合わせた方がいいですね。あとから追加となると、いちいち位置合わせが面倒そうです。
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