WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

決算期でPFがボロボロにだったので振り返る

決算期では大体お金が減るのですが今回は特に酷かったです。保有の半分近くが大幅な下落してしまい破滅的な破産となってしまいました。せめて何が起こったのか記録を残して、次からはダメージを抑えられるようにしたいですね。

JRC


※TradingView提供のチャート

屋外用ベルトコンベヤのローラーやスタンド等のニッチ分野のトップ企業。他に環境プラント事業やロボットSIも育成中。ベルトコンベヤは売り切りではなく保守や部品交換などが発生するリカーリングビジネスで、こういう安定利益のある製造業が好きなのでもっていました。

1Q決算時点で前期比+170%ほどの営業利益をたたき出し、中間期のみ上方修正していました。これまでの業績からすると2Qが従来通りの利益だったとしても修正中間期より上振れ、M&Aで会社規模が前期より大きくなっていたこともあり通期の上方修正も期待できるなぁとか思っていました。

ただ同じような事を考えていた人が多かったのか1Q後は株価は異様な強さで上昇。期待で積み上がった株価を前に2Q決算は単体で見ると増収減益で修正中間期通りの着地となりました。結果として株価は積み上がった期待の崩壊とともに暴落。こういう強かった銘柄は決算前に軽くしておくべきでしたね。

カバー


※TradingView提供のチャート

Vtuber事務所、ホロライブ。

人気どころの配信者が相次いで卒業し、マーチャンダイジングを牽引してきたTCGの発売が前年実績に載ってくるタイミングということで、あまり良い数字は出ないだろうと考えていました。もともと2Qは減益予想でしたし、物流や技術関係の先行投資があるとは事前に説明有りましたし。一応、英語版TCGの販売開始がポジティブかな、くらい。

そんなわけで枚数は絞っていたのですが、結果は見ての通りです。悪いと思っていたなら素直に全て切っておくべきでした。

味の素


※TradingView提供のチャート

味の素、冷凍餃子、ABFなど。僕が株を始める時にバフェット本読んでいたのですが、ブランドだったり経済的な堀だったりを考えて購入したのが味の素でした。昔から持っていて、半放置状態にある銘柄です。

冷凍食品が振るわずにストップ安まで売られました。ABFは半導体関連で良かったのですが。。

食品系でディフェンシブな銘柄でもあるので、通期に対してちょっと下ブレた程度でストップ安になるとは思っていませんでした。AI関連とかで期待が入っていたんですかね。ただ長期枠なので売るという選択肢は無かったのが正直なところ。

某化学系銘柄

経済的な堀がある、と思っていた銘柄。

1Qが良かったのはJRCと同じものの、株価推移は芳しくありませんでした。信用倍率も改善されていたので悪い数値が出なければ大荒れはしないかなと思っていたものの、微妙な数字が出てきて大きく下落。

化学は中華ダンピングが激しいわけですが、堀がそこを防いでくれている理解でいました。ただ2Qの説明を読むと堀が崩されるリスクが匂わされており、競争環境が変わってしまったように受け取れました。堀があるから大丈夫、と油断すべきではないですね。ことハードウェアに関しては、中国は何でも作るし何でも安い。

某医療系銘柄

医療系は国に価格決定権握られているからインフレは辛いだろうなと思っていて、やはり辛い決算が出てきました。

もともとPERが低くて、悪い決算はある程度織り込まれていると思っていたもののそんなことは無く。高い指標で微妙な決算でも許される高視聴率の大型株を恨めしい目で眺める日々です。

まとめ

爆損で破産する原因になった銘柄についてつらつら反省しました。

これ以外にも結構下がった銘柄はあるのですが、ここに挙げた銘柄はもっとやりようあっただろうという事で反省です。JRCとか決算前に売るどころか買い増してしまいましたからね。期待が載っている銘柄は打算的な売買はしない!次からは気を付けます。