WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

吐けば楽になるのに

大学の頃、サークルの飲み会で焼酎をあおった僕は最高に高まったテンションで部活棟の屋上を走り回ったのを最後に記憶が途絶え、気がつけば背中をさすられながらリバースしていた。ちなみに今日話したいことはテイルズオブリバースではない。秘密を抱えない方がいい、という内容だ。

 
仕事をやっていると「これは内々に処理するほうがいいな」といった自体に出くわすことがある。自分のミスなどは典型だ。僕も設計ミスって思いっきり干渉してる部品作っちゃったことはがあるし、製品として致命の一撃とも言えるやらかしをしたこともある。
 
だけど僕はこういう時でも割とブチまけるようにしている。理由は単純、自分だけの秘密を作るのはシンドいから。善良な市民たる僕は秘密を抱えて生きていくのが苦手だし、隠れてひとりコソコソと何とかしようとするのは余計な神経を使う。だから上司や同僚に対してはガンガン情報共有するし、メールのCCにも遠慮なくぶち込んで巻き込んでいく。ホウレンソウの一方通行。もちろん上の人から怒られて凹むけど、そんな痛みは一瞬だ。
 
情報を共有することで個人の負担を軽くすることが出来る。自分より上の立場の人がいれば、なおさら。僕くらいになると上司と情報共有するするだけで体感精神負担は8割減、晴れ晴れした気分で業務に臨むことが出来る。上司がどう思っているかは知らないけど、僕より給料もらってて立場が上ということは、それだけ負担も大きくなるんだと、僕は自分に言い聞かせている。
 
また問題がでかければでかいほど、まともな組織なら人が質・量の面で補充され、個々人の業務は単純化される。ミスは人に精神的なダメージを残す。その状態であれこれ考えてもあまりいい結果は待っていない。それならば、上の人からいろいろ指示をもらい、作業レベルまで落とし込んだ対応をしているほうがいい。その方が悶々考えているよりも仕事してる感があるので回復も早い。
 
組織的にもなにがしかの悪情報が出回ることは、今後の教訓として知れ渡る意味でいい。大切なのは同じことを繰り返さないこと。秘密をひとりで抱え込んでしまった場合、それが秘密裏に処理できたとしても同じようなことが別の人により繰り返され、それがいつかは爆発してしまうかもしれない。
 
そんなわけで僕は少し前に飲みすぎでやらかしたことも部内でしっかり共有している。
職場にて真面目で優しい熱血漢との評価を得ていた僕の虚像は崩れさり、お酒を飲むと本性が見えるデビルリバースと評されるようになったが、後悔はない。お酒は恐ろしい、皆もこれを教訓として十分に気をつけて楽しんで欲しい。