このお盆休みを機に嫁さんの体力を回復させたい…そんな思いを胸に僕はムスコと2人きりで1晩を過ごすことを申し出た。
ムスコが生まれてからというもの、嫁さんとムスコは寝室ではなく居間に布団を敷いて寝ている。ムスコは夜中でも2-3時間ごとに起きては授乳をしろと泣きついてくるので、毎日一緒に寝ていると、翌日ぼくの労働に支障をきたすからだ。お陰様で僕は会社に感謝しながら元気に労働できているわけだけど、しばらく熟睡していない嫁さんは徐々に体力が削られてきている。
というわけで冒頭へと繋がる。嫁さんは多少心配そうな素振りを見せながらもOK返事。そしてその晩、僕とムスコのハードな1晩が始まった。
夜20時、ムスコ就寝
昼寝をしなかったムスコは簡単に眠りに落ち、疲労が溜まっていた嫁さんも早めに寝ようと寝室に向かった。僕は決戦の時に備え哺乳瓶の消毒を行い、スムーズにミルクを作れるよう水と粉ミルクをセットし、眠りについた。
夜23時、ムスコ起床
寝返りを覚えたムスコが従来の就寝位置から移動し僕の顔を蹴ってくる…そのおかげで目が覚めた。抱っこをしても落ち着く様子が見えないので早速ミルク作成に取り掛かる。父親は育児に対して母親に劣る…食事提供までのタイムラグはその最たるものだ。湯を沸かしちょうどいい温度に調整する間にムスコの泣き方はどんどんヒートアップしていく。しかしケトルを使っていても直ぐには沸かない、僕は無力だ。だが何とか嫁さんが心配して起きてくる前にミルクをムスコに持っていくことが出来、事なきを得る。23時40分、ムスコ再び就寝。
○得られた気付き
・就寝時はムスコの回転止めを用意しておこう
・ミルク用のお湯は沸かした状態で魔法瓶に入れておこう
深夜1時30分、ムスコ起床
今度は僕の顔にケツが迫っていた、ほのかに香るナニカのかおり。僕は再びケトルに火を入れ、その間にオムツ交換を計った。だが「暗闇の中」「ギャン泣き」で2役増えたオムツ替えの難易度は通常の4倍、作業は難航しムスコはやはりヒートアップ。回転しようとするムスコを押さえながらなんとかオムツ替え終了。何度か僕の拘束を振り切って下半身を丸出しの状態で寝返りを打たれた、この時に事を起こされたら大惨事へと繋がる所だった…我が子ながら油断ならない相手だ。なんとかミルクを与え、2時30分再び就寝。
○得られた気付き
・オムツを替える手元だけでも明かりを用意しよう
・ミルク→オムツの順番の方が平和に済んだかもしれない
深夜4時、ムスコ起床
ちょっと勘弁してくれよと言いたいがムスコの泣き声が響き渡っている。僕は最後の哺乳瓶を手にミルクを作り、ムスコへと飲ませようとしたが。。。飲まない。哺乳瓶をくわえこませるものの一向に飲む様子を見せずムスコはヒートアップ。姿勢を替える、場所を替える、抱き方を替えるなどあの手この手を試すもののムスコは飲まぬ・眠らぬ・泣き止まぬの姿勢を崩さない。僕の中に絶望が生まれようとしたそのとき、嫁さんが突如として僕たちのいる居間にエントリーしてきた。「ありがとう、沢山寝れたからもう大丈夫」そういってムスコを僕から受取り、即座に授乳の体勢をとる。するといままでヒートアップしていたムスコが急におとなしくなり、一心不乱に食事に集中しだすではないか。僕の努力はいったい…。5時、僕たち家族就寝。
○得られた気付き
・ミルクを上げるときは出来るだけ包むように抱いてあげよう
・胸をムスコのほっぺたに押しあててあげよう(男は無理)
・母は父より強し
朝7時、家族起床
朝がやってきた。僕は睡眠不足でグロッキーだが、ムスコと嫁さんは元気になったようで何よりだ。それにしてもムスコとの夜はハードだった。ムスコは2〜3時間ごとに起きるが、ムスコを寝かせてから僕が眠りにつくまでは若干のタイムラグがあり僕が眠りについてからだと2時間もたつ前に起こされているだろう。また深い眠りに落ちる事が出来ないのも辛い。これを毎日繰り返すのは確かに大変だろうなーと。しばらくムスコと2人の夜を過ごすのは遠慮したいところだけれど、いまの世は作業の平準化による負荷分散がトレンドとなりつつある。今後も休みの日とかは僕も育児を頑張らないとだよなー。
○得られた気付き
・ムスコがいると全然寝れない
・キツイ
得られた気付きまとめ
・就寝時はムスコの回転止めを用意しておこう
・ミルク用のお湯は沸かした状態で魔法瓶に入れておこう
・オムツを替える手元だけでも明かりを用意しよう
・ミルク→オムツの順番の方が平和に済んだかもしれない
・ミルクを上げるときは出来るだけ包むように抱いてあげよう
・胸をムスコのほっぺたに押しあててあげよう(男は無理)
・母は父より強し
・ムスコがいると全然寝れない
・キツイ
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