WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

オススメに消された良本探知能力を取り戻せ!

よーし久々に何も事前情報なしにしてKindleで買い物しよう!昨夜、そんな感じで意気揚々とKindleストアを開いたんですが…面白そうだと思える本や勉強になりそうだという本が、全くわからない、見つからない……という有様で、結局何も買わずに終わってしまいました。

思えば最近はレビューを見て気になった本だけしか買っていませんでした。そうして買った本は大体が事前に思っていたとおりの内容で面白く勉強になり、満足のいくものばかりでした。それに甘えてほかの人の書評を参考に色々買ってたわけですが、評論者の知識やバックグラウンドとの乖離というのは避けられないわけで、時には自分で自分に合ったレベルの本を読んでいかないとなーと思い至り、冒頭へと続くわけです。

で、Kindleを見ててもビビっと来ないんですよね。これは今まで自分で買うものを決断するっていう作業を放棄してたことによるセンスの低下と、Kindleで本を探す時の情報量の少なさのせいかなーと思います。前者まんま僕の訓練不足で、後者はリアル書店みたいに多数の本を俯瞰して見られないから多くの中から一冊を選ぶには不向きなんですよね。売れてる本とかはすぐ飛び込んでくるから小説みたいな娯楽目的の本を選ぶ時は便利で確度が高いんですけど、今読みたいのはそういうのではないんですよ。自分に合ったレベルの難度で、新しい知見が欲しいんです。

そんな訳で鈍った勘と多くの情報量を求め、仕事帰りに書店行ってきました。駅構内にあるちっちゃいの。リアル書店はリアル書店で売れてる本とか新しい本をフューチャーしてる訳ですが、棚にはたくさんの本が揃ってて、ざっと見るだけでタイトルにページ数、デザインや紙質といった、ある程度スクリーニング出来るだけの情報を俯瞰できます。うーん、本屋、いいね!

過剰に煽ったタイトルやデザインが適当なもの、(見た目)薄い本などをスクリーニングで除外して内容確認。文章密度でさらに絞ったら目次見て気になる項目読んで…良さそう、という本をいくつかチョイス。なんとかこれかなーというものが見つかりました、やったぜ!

早速タイトルをメモって退店…家に戻ってKindleで買います。何故って?持ち運ぶことを考えると、やっぱ電子書籍が便利なんです。こんなことしてるからリアル書店が無くなっていくとは分かってるんですが……アフィリエイトじゃないですが、お店側にいくらか入るような仕組みでもあればいいんですけどね。

ともあれ、チョイスした本の内容の善し悪しがわかるのはこれからです。当たりなのかハズレなのか、フィルム時代のカメラみたいですね。レビューや星の数を頼りにものを買うのは失敗を避けるには有効ですが、時には自分でエイヤっと選ぶのも楽しいですよ、って話でした。ではでは。