タイトルが全てです。
辞める気満々でしたが、踏みとどまりました。あと3ヶ月続けます。
元々の会員タイプは継続会員(聴き放題から移行)でした。それ故の優遇措置なのか、退会しようとする人は誰でも半額になるのかは不明です。
Amazonに転がされているようで癪ですが、1000円以下なら買ってもいいタイトルがあったので、もうしばらく続けてみます。
これだけで終わると寂しいので、「Audibleを辞めようとした3つの理由」なんてのを書いていきます。
Audibleを辞めようとした3つの理由
読書とAudibleはコンフリクトする
目と耳で違う内容を同時にインプット出来ない、とも言います。
Audible聴きながら、Kindleまたは紙の本を読もうとしたんですが、集中できるのはどちらか片方だけなんですよね。
僕の場合は視覚情報の方が強く、本を読んでいる間にAudibleで流れた内容はサッパリ頭に入っていませんでした。
同じ本を目で見ながら、耳からも流すと記憶を補強する効果がありそうですが、Audibleで買ったタイトルは文字の本がついてこないんですよね。とはいえ、同じ内容の書籍を別途用意するのは抵抗があります。
Audibleで一冊買うのに1500円かかってると考えると、Kindle連携くらい対応して欲しいものです。
英語学習としての効果が薄い
英語のリスニング練習にいいのでは、とAudibleを始める時に考えていましたが、そんなことは無かったです。
洋書のベゾス本を買って5周くらい回しましたが、内容がさっぱり入ってきません。通勤途中に流していても、「ベゾス」とか「アマゾン」とか、単語が耳から頭へすり抜けていくだけです。
僕の英語リスニング力はTOEICのリスニングセクションで言うと400点前後で、集中している状況下で話の前後の分の繋がりを把握していて、ようやく英語を聞き取れるレベルです。集中力の散漫な通勤環境で、飛び飛びの文章を聞いても効果が薄いわけです。
映像が付いてくる分、CNN10を見ている方が勉強になりますね。社会の動きも把握できますし。
もっと高い英語レベルの人になると、もしかすると日本語と同じように、聞き流しながら話を把握できるのかもしれません。そういう人にとっては、学習というか能力維持に向いてるのでしょうね。
退会しても聴ける
コイン制になってから、退会しても購入したタイトルは聴き続けることができるようになりました。
今はAudibleのタイトルラインナップも貧弱で、興味のあるものは一通りダウンロード済みです。
購入したのは自分の血肉としたいタイトルばかりで、何度聴き返しても楽しめます。無理に毎月1500円を払って興味の薄いタイトルを買わなくても、保有タイトルを聞き続けつつ時を置いてタイトルが豊富になってから戻ればいいのでは…と思った次第です。
コイン制と聴き放題の価値差
考えてみると、コイン制と聴き放題でAudibleの価値が激変しましたね。
以前は興味のないものも「試してみよう」ができたので、新しい分野との出会いがありました。今のコイン制では、厳選して買ってしまうので、自然と自分の興味に偏ってしまいます。
本を聞く、というAudibleが実現したい本質的なところはそのままですが、僕自身は「自分の興味外との出会い」に、より価値を感じていたのかもしれません。
まとめ
Audibleを退会しようとして、半額で引き止められたお話と、退会寸前までいった理由を書きました。
通勤時間を漏れなく活用するにはいいサービスです。ただ通勤が電車で、座っていられるなら本を読んだ方が情報量が多いのでは…と思います。
あと、Audibleに向いた本、向いてない本がありますね。
聴くだけだと読み返しが出来ないので、重厚な話題を長い文章で説明する、みたいな本はつらいです。反対に細切れの章題が集まったHow to集みたいなのは、聴いた瞬間瞬間の内容を把握するだけで役に立ちます。「人を動かす」とか、良かったですよ。
興味があれば一度試してみるのはアリかと思います。初月は無料ですしね。
こんな記事も書いています
temcee.hatenablog.com
Audibleはじめたばかりのころの記事です。