WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

次世代のためにリソースを割くということ

ムスコが順調に成長している。最近では自分の手を認識し始めたのか、手を見つめていたり著名なスローロリスよろしくガッツポーズをキメたりしている、カワイイ。

それ自体は大変に喜ばしいことではあるが、成長するに従いかかる手間も増えていっている。例えばギャン泣き。一度スイッチが入ると常時抱っこ状態を強要するチート技だ。抱っこひもを装備することで両手がフリーになるなどある程度の行動はできるようになるが、座ったりすると泣き始めるので常に動いている必要がある。オムツ替えの頻度も相変わらずで、飛天御剣流よろしく交換後に第二波がくることもしばしばだ。

そんなわけで最近は僕のリソースのうち、自分自身に割り振る分が極端に減っている。娯楽の時間はもちろん、勉強や情報収集の時間も大幅に削られている。なんだかんだで僕もまだ若い(と、僕自身は思っている)ので、自己研鑽の時間を失うのはツライ。

そんな折にネットにて、泣いた赤ちゃんは毎回構わずにしばらく様子見をしていると泣き止むとの情報を目にした。上述の僕の焦りと「確かに毎回構っていると甘えん坊になるかなー」との思いから嫁さんに一度様子見を試してみないかと提案したところ、お叱りを受けた。

曰く、確かに赤ちゃんの泣きに構わなければ、そのうち泣かなくなるが、そうなった赤ちゃんは将来的に情緒・コミュニケーションの点に難が出る可能性があるとのこと。サイレントベビーというらしい。サイレントベビーが確たる証拠に基づいたものかどうかは分からないが、それなりに話題になっているらしく、また統計的にも関連が見られるそうだ。僕は己のことばかりを考えた申し出をした事を恥じた。

大人になる、一人前になるというのはどのタイミングだろうか。それは次世代のためにリソースを割けるようになってからなのかもしれないと、最近思うようになった。これはもちろんプライベートだけでなくビジネスも含めてのこと。人のためにリソースを割くと自分の仕事量や成長への投資など多岐にわたり影響は出る。しかし後続を育てなければ集団としての進歩は無い。今の技術・文化の発展は多くの大人達が僕達に遺し、伝えてきたものだ。だからこそ僕もきちんとリソースを割いてムスコを育てなければならないなと思う。

そんなわけで僕はムスコの努力値上げのために今週末のスプラトゥーンフェスには参加出来ないが、タケノコ派のみんながきのこの息の根を止めてくれると信じてるよ。