WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

僕が会社からの卒業をキメたワケ~アルコール度数20%くらい~

今週のお題「卒業」
僕は転職者。隙あらばステップアップ転職をおこなうこのご時世にあって、上司から「お前をここまで育てるのにいくらかかったのと思ってるんだ!」と迫られるほど穏便に円満退職した僕は、本日かつての同僚と飲んできた。
同僚という言葉はよそよそしい、正確には先輩と後輩。かつて僕が憧れた先輩は当時の勢いそのままに、当時僕が好感を抱いた後輩もそのままに…大した月日がたってないのだから当然だが…僕の知っている彼らのままでそこにいた。
 
僕は昨年会社を去った。だが僕は粘着質、かつて自分がいた会社の動向は逐一チェックしたかった。それは売り抜けられなかった持株会の保有株の為ではない、ということを断言しておこう。そして伝えられる元弊社の窮状。先輩後輩から語られる衝撃の真実、新人がやめていくという現実。
 
新人がやめる流れを作った責任は僕にもあるらしい。そんなこと知るかよ、という思いもなくはないが僕を皮切りに何名かの若手が離脱したそうだ。職場では若手の離脱を阻止するためにどうすればいいかが喫緊の話題になっているらしいが、これを解決するには承認欲求とお金を解決してあげるのが必要だろう。僕が転職をキメた根っこには、そういった意識があったからだ。
 
同じような業務をこなしていても給料は大違い。僕はそんな状況がひどく不公平に感じていた。形ばかりの成果評価、自己評価の前に決定している査定。その中で僕は萎えてしまった。男として大切なところではなく、人間として大切なところ…、心じゃよ!人が折れる瞬間というのは、適切に評価されてないと感じた瞬間だ。自分を見てくれてないなと思った瞬間だ。僕はかつての会社を辞める前、下から数えた方が早い評価を言い渡された。その時は目で見える成果、数字の面で健闘していた僕は反論した、社畜の反撃、バンプオブチキン。帰ってきたのは「元気がない」という具体的な助言。元気?元気ってなんだ?振り向かないことだ。ぼくはかつての弊社を後にした。
 
日本人はなんだかんだで合理的だ。金銭、精神、時間…、何かが割に合わないなと思えば容易に移動する。それは類稀なる愛社精神をもつ僕であってもだ。人を引き止めるためにはそれ相応の出費が必要だろう。給料や、成長につながるもの、コネとかいろいろ。語りたいことはあるが、最寄り駅が近い。転職の話はまた今度しよう。嫁さんからの連絡、牛乳購入ミッション。これが今の僕にとってのすべて。皆さん、良い三連休を。