WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

さらばS!ついに昇格を果たした

本当に長いSランク帯生活だった。果てしなく続く勝ちと負け、S30から80までのレンジで変動するウデマエを前に、心折れかけたこの数か月間に僕はピリオドを打った。最後のアップデートが僕に火をつける結果となったのだ。

 

先のエントリーにおいて様々なアドバイスをいただいた。3Kスコープに持ち替える、攻撃力アップのギア厳選、ボールド教、新ブキ…。新しいブキを探すという選択肢は、ゲームを楽しむという上では大いにありだと思う。僕も昔、モンハンをやってた時はメインを重ボウガンにし、飽きてきたら太刀や双剣、弓などフレキシブルに武器を変えることで末永く楽しんでいた。ただし、ブキの持ち替えは習熟度がガクッと下がり、短期的にはウデマエが下落する原因となる。何より、新しいブキに慣れるほどの時間は今の僕に確保できそうになかった。ということで、サザエと金さえあれば実現できるギア厳選に踏み切った。最後に僕を救ってくれるのは、やはり金だ。

 

普段はクソウニと乏しめられるダウニーも、あの日はいい働きをした。インク消費の激しい96ガロンデコのため、メインにインク回復力UPを備え攻撃力UPが付きやすい「ヘッドバンド ホワイト」をチョイス。スロットを二つ増やしてガチを回し、スロットを埋めて再度ダウニーを訪ねる。クソウニタイムの始まりだ…と言いたいところだったが、あの日のウニは優秀だった。4回目にして攻撃力UPが3つ揃う、フィーバー!ちなみにこの時点でウデマエはS18。

 

攻撃3積みの効果は絶大だった。一部防御ガン積み勢には効力が無いものの、2確率は体感ではあるが格段に向上を感じた。それを受けてキルレートも改善、戦犯確定の-2以下から+3以上の英雄へ復帰。いける…その確信はまもなく崩れた。

 

キルは取れている。生存率も悪くない。何がダメなのか?味方が弱い。それもあるが、何よりも相手チームのブキバランスが取れすぎているバトルが多い。遠距離、中距離、近距離。塗りブキ、キルブキ。見事な役割分担。呆れるほどに有効な戦術。それに対してこちらはどうだ?ボク(96ガロン凸)味方1(リッター)味方2(リッター)味方3(スプラスコープワカメ)。遠距離ばっかじゃねーか!これは極端な例だけど、どのマッチにも何故かチャージャーが2人以上の組み合わせバッカリだった。キツイ。

 

ゲームモードはガチホコ。悲しいかな、チャージャーは前に出てきてくれない。ホコ運びは僕のお仕事となった。チャージャーは遠距離に構えてロングレンジから敵を打ち抜くのがお仕事、前に出てきてくれるチャージャーはいなかった。ここでは誰も僕に道を作ってくれません。遅々として進まないこちらのホコ。キルレートでは勝るものの、裏取られからの総崩れを一回やってしまうと、相手のホコはこちらのリードを超えてくるのだ。

 

気が付けば僕はA+になってた。辛い。SをおさらばするときはS+になった時だと決めていたのに。僕をギリギリで支えていた何かが折れた。「引退の時なのかな…」先日、水泳の北島選手が5輪出場を逃すとともに現役引退を表明したが、僕もそんな心境になっていた。まぁ、僕は栄光を味わったことが無いんだけど。

 

 

僕は心を入れ替え家族のために休日を使用した。退院後に実家へ帰った嫁さんとムスコを訪ね、あちらの両親と団らんしたり、ムスコのお尻から出るスプラトゥーンを処理したりと、なかなかに充実した日を送った。しかし僕の中の煮え切らない何かが囁く。このままでいいのかと。

 

夜、ディナーをいただいてシエンタくんにて真春の夜のドライブをキめて家に帰ると僕はWiiUを起動。ハイカラシティに、僕は戻ってきた。ターゲット、ガチマッチ。棒立ちシューター、無謀なスパジャン、ホコを持って後ろに引く…そんなプレイが散見されるA+帯の中で僕は必死に抗い、そして勝った。Sランクへの昇格を。まだ終われない。僕はS+になるまで終わるわけにはいかない。僕にとってそれはライフワークであり、半ば呪いになっている。まぁ、必死になれることがあるのはいいことだよね。

 

俺たちのスプラトゥーンは、これからだ!