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WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

僕の関わるプロジェクトはよく燃える

最近悩みがある。僕は無能なのではないか…そう感じる、今日この頃。理由はプロジェクトの炎上率だ。今まで担当してきたプロジェクトは上手くいったのが2割、炎上したのが3割、大炎上したのが5割と言ったところだ。すべてが僕の責というわけではないが…驚異の炎上率、並以下の精神力しかもたない僕には、この圧倒的事実を前に責任転嫁という方法しか自己を保つすべしかない。俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇ!仕様とスケジュールがおかしいんだ。

炎上はつらい。限られた試作と交換部品は一度の評価で呆気なく壊れていき、予算の都合で追加物資は望めず、ただ納期だけが近づいてくる。納期が一日近づくたびに解決の選択肢は消えていく…無限の可能性を持つ設計時から、現実が見えてくる試作へ。ここからは大きな変更を入れるには大変な勇気と知恵とお金が絡んでくる。大幅な設計変更が必要では…という思いが湧いたとしても、もうひとりの僕が囁く。「まだその時ではない」そして耳障りのいいちょろっと改善を出して満足…そうするうちに量産が近づいて打つ手がなくなり詰む、炎上…これが割と典型的なパターンか。

ただ、こういったパターンは僕に限った話ではなく、そこそこ耳にするものだ。まだ上に話を持っていけるタイミングではない。まだ頑張れるところがある。俺達の開発はこれからだ!時間の余裕は心の余裕…しかし本当に危ない時こそ早め早めに手を打つのがいいのではないかと、鋭い社を見てると思う。しかしそれはやはり、難しい。いい判断とは少ないダメージで危機を乗り切るもので、そのためにはダメージが少なくなる手法から試すのが合理的だからだ。最適を求める心が炎上を導くのだ。そんなわけで僕はクソみたいな判断をしたせいで炎上している訳でなく、少ないダメージですむ手法を沢山試しているから炎上している、わけではない。だいたい僕のような下っ端の存在だけでプロジェクトの成否が決まったりするのはチームとして良くない状態だろう、という一言で締めさせていただきたい。