指定した文章を元に画像を生成するAIが流行りだして結構立ちました。絵を描けない人でも色んなテイストの絵を量産できる簡易さと、絵のクオリティの高さから一気に話題となり広がった印象ありますね。自分も例にもれずTwitterで生成された絵を見て興味を持ち、MidjourneyやDALL·Eを試してました。
今回はDALL·E2を使って色んなテイストの"闇のエンジニア"を生成したので、ペタペタ貼っていきます。
作品を上げず描く闇のエンジニア
まずは肩慣らし。
そもそもをもって闇のエンジニアが何を指すのか具体的ではないので、闇系の雰囲気を伴ったエンジニアと指定してみます。
油絵ライクにしたもの。暗い工場の中で作業服を着た人がたばこを吸っているように見えますね。DALL·EにおいてエンジニアはITエンジニアではなく、工学方面の技術者に寄せられるようです。周りが暗いだけでエンジニア本人に闇要素はあまりないですね。
写真を想起させる単語を入れると写真っぽい絵を生成してくれます。こちらも暗闇の中で図面を引いている技術者って感じですね。闇のエンジニアではなく闇の会社で働くエンジニアです。
ここで以下の記事を参考に”4K, HD, wallpaper, official media, beautiful artwork”の文字列を追加し始めます。
あとは闇系に寄せる意味で"propaganda"や"cyberpunk"なども追加してみます。
”wallpaper, official media, beautiful artwork”あたりにアニメの可愛いイラストに寄せる魔力があるようで、おじさんから女性に変わりました。背景が戦艦ぽくてプロパガンダを感じさせますね。
小説やゲームの単語を入れてみる
ここからは闇系に親和性が高い作品を指定していきます。
ジョージ=オーウェルの1984、ディストピアといえばこれですね。ビッグブラザーは見ている、と言わんばかりの眼力が良いですね。闇を感じます。
お次はダークソウルをチョイス。エンジニア要素は消え失せて完全に魔術師に。
人物が主題だとゲームの世界観が出にくいのかな、ということで背景を大きくする意図を込めてみました。闇の儀式を行っているビショップといったところですが、僕も量産前とかは神社に賽銭投げる儀式をするので、エンジニアってそういうものかもですね。
クトゥルフ!生成してきた中で一番闇のエンジニアっぽいです。化け学的な実験を彷彿とさせる冒涜的なエンジニアリングが見事描かれてますね。
真·女神転生III、東京が死んで僕が生まれるゲームです。ビルとかは東京要素ですが、メガテンっぽさはあまりないですね。エンジニア要素もあまりなく、指示がイマイチだったようです。
最後はニーアオートマタ。エンジニアの前に"Dark"を入れるとエンジニア本人がいなくなったので、今回は省いています。アンドロイドを作っていると指示しましたがロボットを作ってる風になりましたね。ニーアオートマタの機械生命体のイメージに引っ張られているようです。
おまけ、"2B"を追加すると一気に2Bっぽい女性の方に寄せられました。強いワードですね..。ただ目元は隠れてないんですね、人間視点だとあれこそが2Bで最も特徴的だったのですが。
まとめ
AIを使って色んな闇のエンジニアを描いてみました。
確固たる「闇のエンジニア」像が固めていないため、他のワードに強く引っ張られていますね。で、自分が思う闇のエンジニア像を想像してみたんですよ。
すると長時間残業で心の闇を抱えていたり、設計変更のために闇のCAEスキルで見た目の良いコンターを生成したりで、「闇のエンジニア」といっても色んなベクトルがあるんですよね。
そういったあやふやな要素を省いて具体化しAIに描かせるには、それはそれで1つのスキルになってくるのかなと思います。
何にせよ文章から高品質な画像を生成するのは楽しい体験です。MidjourneyもDALL·Eも回数制限あるものの無料で体験できるので、気になったら試してみることをオススメします。