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WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

OMRON決算発表(H28年3月期)

投資

ついに来た。来てしまった。本日はオムロンくんの決算発表日。1単元しか持っていないくせに大げさだけど、前年度の実績と今年度の予想は気になるよねー。特に最近は景気も怪しい感じだし。早速見てみよう。まずは前年度の実績から。

 

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第三四半期に下方修正を出しているから予想からは大きな変化は無し。1~3月期は波乱含みだったことを考えると多少純利益が下ブレしてるのは仕方ないのかなと言った感想。売上が落ちてても営業利益が多少上向いているのでコストカット頑張ったんだろうかね…。

 

前年比と比べると営業利益、純利益ともにガクッと来ている。事業的別の実績を見るとヘルスケア以外は大体落ちているんだけど、中でも痛そうなのが本社直轄事業かなー。

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中国の成長鈍化が顕著に響いている市場の1つがスマートフォンだろう。アップル連続増収記録が止まったとのニュースもあった。

www.bloomberg.co.jp

中国の経済成長は傍目から見ている分には無理に無理を重ねた構造的なもので成り立っている部分が多いような印象を受ける。住宅バブルしかり、投資バブルしかり…元々の成長の原動力たる製造業も周囲のアジア諸国に賃金で対抗できなくなっており、代わりとなる産業が求められている。そんな状態なので中国は今後大ナタを振るって構造改革して成熟国へのシフトをしていくことになるんだろうけど、そんな状況で前のようなイケイケの時代に戻ることはできないだろう。アジア諸国は景気回復は低調らしく、先進諸国は微妙に回復しつつあるけど*1実用に足るレベルのスマートフォンは一般層にいきわたっている、大幅に販売が伸びることは無いだろう。なんかPCでもこんな状態になったな…と思っている僕としては、スマートフォン向けは今後も厳しい状態が続くのではと考えている。太陽光発電もうーん、という状態で来期ここのセクションがプラス予想になってるのはちょいと懐疑的だ。

 

ただ僕はオムロンに絶望しちゃいない。オムロンの売りはセンシングとコントロール技術で、これらはIoTとかウェアラブルなど機器や、工場のオートメーションなど今後の流行りとなりそうな分野をカバーしている。今は「スマートフォンの次」を探している段階でコレといったものが出てきていないが、根っこの技術を持っているという強みは大きい。

 

また、健康医療機器で知られているブランド力がある。以前の記事で、ブランドではなく合理的にいいものが選ばれる時代だ!なんて言ったのでダブルスタンダードに聞こえるかもしれない。ただブランドの価値は分野によってまちまちで、健康医療のような信頼性が重視されるものについては長年の実績というものは馬鹿にならないのかなと思っている。

 

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最後に来期予想。減収微増益で今の水準だとPER16倍程度。厳しいビジネス環境はしばらく続くとの予想だね。為替は1ドル110円予想。為替影響は1円動くと利益で3億効いてくるみたいだけど、これは心配してもしょうがない。ま、色々書いたけど頑張れオムロン。根拠はない、だけどTrust you。

*1:日本はのぞく