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WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

なす術がない僕が汚名を返上したお話

自分の力ではどうしようもない状態に陥っている。社会人たるもの弱音を吐く前に独りブレーンストーミングを行い少しでも事態解決に向けて行動できないかと悩んでいるが、少しもいいアイデアは出てこない。僕は無力だ。

今日は水曜日で世間的には定時退社日だ。本来ならばウンウン頭を回転させることなどなく、軽やかに退社しているはずだった。この事態を招いたのは僕の判断ミス。普段はミスってのは繰り返さなければいいのだと考えている僕だが、今日のやらかしはちょいと凹む。情報収集を怠ったのが僕の敗因、周りへの聞き込みをしていれば、手元にあるXeria Z5で調べ物をしていれば、こんな自体にはならなかったかもしれない。所詮はタラレバの話、いつかこの負けを取り返せる日は来るのだろうか。


もうすぐ19時だ。今日は会社の送別会。僕は出張先から戻る手段としてバスを選択した。みごと渋滞に巻き込まれたバスは進むことも戻ることも出来ずにただ高速道路に突っ立っているだけ。平均秒速タイヤ1/4回転くらい、全然進まない。くっそー、このままだと参加費が無駄になってしまう。それにすごくトイレに行きたい、凄くだ!何が若者の車離れだ、ただの平日なのにそこらじゅう車・車・車。この悲しみは遅刻した会場で晴らすしかない。

結局、バスがついたのは予定より40分あとだった。一刻も早く会場へ向かいたかったが、手元にはノートPC。飲むなら持つな、持つなら飲むな。研修時代に嫌というほどリピートしたこのフレーズ、特に僕は泥酔した挙句に自分のケータイをなくした過去を持つ。僕に自惚れはない、かつて懲戒ウォッチをしていた時に、飲酒からの重要データ紛失で懲戒になった人をたくさん見てきた。僕は良き社会人、みんなの規範、急ぎではあったがノートPCは会社に置いてきた。ナイス判断。

ノートPCを置いた僕は会場へ急ぐ。日本人は時間に厳しい、一秒の遅れが僕の評価につながる可能性がある。過去は決して変えられない、一度失った信頼を取り戻す難しさは東の芝を見れば明白だ。僕は夜の街を駆けた、迷った、信号に捕まった、様々な紆余曲折を経てたどり着いたそのお店は別館、そこからさらに一悶着を経てようやく会場へとたどり着いた。50分遅刻。


過去は変えられない、遅刻したという過去は、僕が受け入れなければいけない現実。覆水盆に返らずという言葉がある。しかし日本の飲み会には伝統的な挽回法がある。日本人でよかった。大好き日本。僕は自分の生まれた国に最大限の感謝を込めながら、並々注がれたビールを手にこう叫んだ。

「駆けつけ1杯!」