泥酔者は二度目の夢を見る

// オムロンが暴落した日は僕の歓迎会だった。楽しかった一次会、焼酎ロックを最後に意識は途絶え夢の世界に突入、見知らぬホテルで目が覚めた。覚えているのは喉を通る吐瀉物の味だけ、失ったものはホテル代、携帯電話、そして「あなたって最低」とメモを残して消えた妻。僕はいったいどうすれば… 携帯電話を失った僕は家…