WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

3DプリンターでRX0IIにマクロレンズを取り付けてみる

突然始まったリモートワーク生活で、会社には大量の私物が置きっぱなしです。
その中には物撮り・マクロ撮影用のTG-3も…

そんなわけで、しばらく手軽に寄れるカメラがない生活をしてたんですが、不便で不便で。

そんなときに思い出したのが、スマホカメラが複眼になってからすっかり出番がなくなったセルカレンズ。

マクロが出来るレンズをRX0IIに取り付ければ手軽なマクロカメラができるんじゃないかってわけですね。

サクッとモデリング、じっくり追加工

f:id:temcee:20200709230026p:plain というわけで、さっそくセルカレンズをRX0IIに付けるアタッチメントを作ります。

RX0IIは箱型で寸法も測りやすいし、モデリングも楽ちんです。波々のデザインに引っ掛けて固定する感じにしてみましょう。

フィルターネジ部はコイル機能でサクッと作れます。ピッチはたぶん、0.75かな。

ここまではスムーズに行き、造形も順調。問題はここから。出力したアタッチメントにセルカレンズが取り付けられません。

ネジの呼び径を見誤った可能性と、手持ちの3Dプリンタの制度ではフィルターネジレベルの造形ができなかった可能性があります。

原因は何であれ、嵌まらないものは嵌められるようにするだけです。ヤスる!

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ヤスった!取り付いた!

本職で設計やってるとは思えない体たらくですが、まぁ、設計の仕事なんてモノが出来上がれば何でも良いのです。過程や方法なんかより、完成させることこそ重要です。

作例

通常
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ワイド(マクロ・ワイド両方いけるレンズなのです。ちょっと隅っこケラレてますね。。)
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マクロ!
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うんうん、いい感じですね。

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マクロ!線で見ると、結構歪んでますね。
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RX0IIの難点として、ピントがあってるかがライブビューでは極めてわかりにくいんですよね。。
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別記事で使ったこれも、RX0II使って撮ったやつです。
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まとめ

3Dプリンターでアタッチメント作って、セルカレンズをリユースしたというお話です。

ちょっと実用出来る物が思いつくと、作るモチベーションが持続していい感じですね。マクロはお家で、ワイドは外で出番が作れそうです。

本当は作例を増やしたかったのですが、最近はお出かけするのもリスクですし、部屋の中に映えるものもなくて、なかなか難しいです。エクシアとかあるんですけど、マクロで撮ると細かいホコリが見えてしまい、、つや消しにくっついてるのかホコリがなかなか取れないしで…諦めました。プラモ撮ってる人ってホコリどうしてるんでしょうね。フォトショとかで除去してるのかな。

なんか色々落ち着いて、趣味的な写真撮ったりお出かけしたり出来る時勢になればいいなと思う今日このごろでした。あと、TG-3早く帰ってきて。。