WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

リモートワークで働きすぎてしまう問題

働きすぎ警報

朝、メーラーを起動する。目に飛び込んでくる新着メールたち。その数がどうも最近増えている気がします。

最近読んだ書籍「リモートワークの達人」にリモートワークで注意すべきは怠慢よりも働きすぎだとありました。

自分の観測範囲でも、徐々に働きすぎの傾向が見えてきました。はじめの方は通勤時間が労働時間に置き換わった様子でした。そこから、少しずつ退勤の時間の後ろ倒しが増えていき、最近は妙な時間でのメール・チャットが見られるように。

僕らは開発者、同僚含めて手を動かすこと自体は苦に思わない人が大半です。そうした人が家で仕事をすると、どうしてもプライベートと仕事の境界がぼやけてきます。
ちょっと時間が空いた。
特にやりたいこともない。
仕事を少しすすめるか。

そんな雰囲気が少しずつ広がり、なんだか普通の労働時間で働いていることに罪悪感を覚えてしまう…悪い循環になってきてるなぁと感じます。

燃え尽きないために

ここ一番を乗り切るために過剰労働に頼らないといけない場面は、往々にして存在します。ただそれを日常的にしてしまうと燃え尽きる人が大半です。*1

先ほど紹介した「リモートワークの達人」では働きすぎの対策として、チーム全員でお互いに目を光らせておくこととありました。

しかし、チーム全員が既に手遅れの場合は...?休日も構わず仕事をする人が多くを占めるチームで、働きすぎを監視することは困難です。日本人だもの。

とは言え、ハードワークで読書する気力すら奪われつつある今日このごろ。燃え尽きないためにも、手を打つ必要があります。

自分の場合は、無理やりプライベートの予定をねじ込んでいます。子供の通院付添や、保育園の送迎など...会社の予定表にもしっかり書き込み、予定の時間は状態を応答不可にして離席します。

周りの人からどう見られているか気になるところではありますが、働きすぎて燃え尽きるのは怖いです。過剰労働で支える前提の仕事の仕方・スケジュールが普通になるのも怖いです。

まとめ

働きすぎな雰囲気がなんか嫌だなぁ、というお話でした。リモートワークの欠点である雑談的なコミュニケーションの取りにくさも相まって、チームの空気感もあんまり良くないなぁと思っています。おんなじチームなのに、ほぼやり取りしたこと無い人とかもいますし。

会社的にはwith コロナという新しい環境に適応しようとしていて、それ自体は凄く良いことだと思うんですよね。今のリモートワークは試験的な取り組みでもあって、だからこそ末端の細かい様子とかを吸い上げて今の状況を正しく把握し、持続していける働き方への舵取りをして欲しいなと思います。

*1:たまに日常的に過剰労働できる超サイヤ人もいますが