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【Teamsミュート/マルチペアリング】Shokz OpenCommのトラブルと対処法をまとめてみた

会議用のヘッドセットに悩む記事を書いて早一週間、結局ShokzのOpenCommを買いました。

しばらく使ったらレビューもしたいのですが、快適に使えるまでにちょっとしたトラブルがあったので備忘録がてら記録しておきます。

Teamsでミュート時にビープ音が鳴る

調べれば事案がボロボロ出てくるのですが、TeamsでOpenCommを使うとミュートした時に一定間隔でビープ音が鳴ります。たぶんミュート状態の通知ですかね。鳴り続ける状態で会議を続けるのは常人には厳しいので、鳴り止ませたいとしたとき、どうすれば良いのでしょう。

「デバイスの設定」からマイクをopencomm以外にしてミュートにする

入力デバイスを他に設定すればOpenComm自身がミュート状態にならないのでビープ音が回避できます。ラップトップ使ってるなら本体マイクでOKです。
セキュリティ観点で諸々縛りがある会社PCにおいて呆れるほど有効です。
デメリットとして、発言するたびにデバイスを戻すひと手間がかかることですかね。

仮想オーディオドライバを中継させる

OpenCommとTeamsの間に仮想オーディオドライバをかませます。すると、ミュート時に仮想ドライバがミュートになるもののOpenComm本体にミュート設定が届かないのでビープ音が鳴らなくなります。

注意点はセキュリティ厳しい会社PCに入れられないのと、マルチポイント時にスマホで音楽聞けなくなること。

手順を軽く触れておくと、
①下記からアプリを取得してインストール

vb-audio.com

②「サウンド」の「録音」タブからOpenCommのプロパティに入る

③「聴く」タブの「このデバイスを聴く」にチェックし、デバイスとして「CABLE input (VB-audio Virtual Cable)」を選択する

画像付きで説明欲しい方は下記に丁寧な説明あります。

uncaughtexception.hatenablog.com

マルチポイントペアリングで他のデバイスも繋ぐ

自分はダメだったけど、これで直ったという人もいた。ミュートした時に2台目のマイクにつながっているのかもしれません。

Teams web版を使う

自分は未実施、ただweb版を使えば本現象は起こらないそうな。謎です。

Bluetoothドングルを経由する

直接PCに繋ぐのではなくBluetoothドングルを経由して繋ぐことでも回避できるそうです。自分は予備のドングル無いため未実施です。

マルチポイントで音がぶつぶつ途切れる

もう1つのトラブルは音切れ。これは明確に再現性があり、上述の仮想オーディオドライバに繋いでいる状態でスマホから音を流した時に発生します。

対処法を調べた感触、音を流していて常時スマホに繋ぎに行こうとしつつ、仮想ドライバも常にOpenCommのマイクを掴みに行ってて、綱引きで行ったり来たりしているものと推測しています。

仮想オーディオドライバを止める

抜本的に直すには仮想オーディオドライバを使わないようにするのが一番ですかね。

PC使用時にスマホで音楽を聴くのを止める

マルチポイントの同時接続という利点を諦める。一応電話とかはとれますが。基本は同時接続しないマルチペアリングだと思って運用する、ですね。

終わりに、ファームウェアアップデートどこ...?

今回調べていて驚いたのが、公式サイトにファームウェアアップデートのページが無いんですよ。

jp.shokz.com

もしかするとファームウェアがアップデートできるような作りになっていない...?希望は...ないのか...。

本件、2022年5月の今でもホットな案件で価格コムでもいろいろな人がお話しています。もしかすると今後はもっと良い解決方法や、新しい情報が出てきたりするかもしれませんね。

bbs.kakaku.com