今回プレイする指導者は、Civシリーズをやっている人なら誰もが知っている、アステカ帝国はモンテスマです。Civ界でモンテスマといえば戦争屋で有名です。ということで、今回のプレイでは世界のすべての文明を武力で制圧します。目指すは制覇勝利です!
制覇勝利とは
他のプレイヤーの首都をすべて落とすことで達成できる勝利条件です。つまり、戦争して他の国を滅ぼしていけばいいわけですね。単純明快かつ爽快な勝ち方です。
勝利条件のムービーより。こんなノリです。
モンテスマとは
歴史上のモンテスマ2世について
アステカ帝国の9代目君主です。彼の治世の間にヨーロッパ文明(スペイン)との接触があり、そしてスペインによる征服が行われました。サピエンス全史(下)によると、コンキスタドールであるエルナン・コルテスにだまし討ちのような形で幽閉され、最後は自国民からの投石で息を引き取った…という悲劇の君主とも言えます。
Civ6のモンテスマ
Civのモンテスマといえば喧嘩っ早さに定評があります。その様子があまりに様式美なのでCivilization界のアイドル的な存在にもなっています。ですが、今回は僕がプレイするのでAIの性格は関係ないですね。
固有能力などは下記の通りです。
(引用元:データ/文明・指導者 - Civilization6(Civ6)Wiki)
鷲の戦士により他文明のユニットを捕獲して、区域の建設コストへと割り振ることができます。
率直な感想として、強いですね。今作は労働者が消費ユニットですし、ハンマーの負担が大きい区域のコストを賄えるのも大きいです。戦争することで生産にブーストをかけることが可能ってことですね。高難易度だとプレイ初期に戦争するのはツライですが、王子程度の難易度なら楽勝じゃないでしょうか。どんどん生贄を確保して区域を量産していきたいですね。
プレイ開始
戦争するたび労働者が増えるよ
とりあえず首都を建てて周囲を散策です。首都は石材2に米・羊・染料と資源が豊富です。ちょいと丘陵が多くて、人口の伸びが懸念されます。
周辺散策は基本です。はいはい、ガラパゴスガラパゴス。
ノルウェーのハーラル3世と出くわします。この人とはよく一緒になるなぁ。そのうち滅ぼす予定なので、相手都市の近くにガンガン入植していきます。機嫌は損ねますが、どっちにせよ戦争を吹っ掛けられるので問題ありません。また、地味にブラジルのペドロ2世とも出会っているのですが、スクショを撮り忘れてました。こちらも、出会ってすぐに嫌われました。
周りを気にせず入植していたら、ブラジルから宣戦布告されました。相変わらずCiv6のAIは我慢を知りません。相手は弓が2体、こちらは弓1体ですが、都市に駐留している部隊は防衛ボーナスがあるので余裕で守れます。
鷲の兵士も生産して弓兵をサクッと殲滅です。やはり戦争といえばモンちゃんですね。こちらが喧嘩を売るより早く宣戦布告されたことは、少なからずイラっと来たので容赦なく敵兵を捕獲していきます。こうして得られた労働力で工業地帯や劇場広場、キャンパスなどの区域を整備していきます。
攻略サイトや掲示板を見ていないので区域建設順の最適解はわかりません。個人的には社会制度と勝利条件に関連する劇場広場が最も重要で、律速になりがちな生産を補強する工場区域が2番手、ユニットアップグレードや建物維持の商業ハブが3番手で、キャンパスがその次くらいかなー、というイメージです。兵営は生産が強い一部の都市だけでいいし、聖地は無くてもいいんじゃないかと思います。
ノルウェーが漁夫の利を得ようと宣戦布告してきたので、分からせてあげます。戦力的にはノルウェーとブラジルを足し合わせた方が上なのですが、戦士やチャリオット相手なら都市や丘陵にこもって防戦していれば大体なんとかなるものです。攻囲ユニットのない部隊に、都市が落とされるなんてことはありません。
AIの戦争下手はCivの伝統ですが、こういう小手先のテクで勝敗が大きく傾くというのも、戦略シミュレーションとしては疑問だったりします。
防戦しているうちにブラジルの兵力が尽きてきました。返す刀でリオデジャネイロに攻め込みます。
1首都目、ゲットだぜ!周辺にいた相手兵士は漏れなく捕獲して労働者にして、区域の建設のために消費していきます。彼らもリオデジャネイロ発展の礎になれれば本望でしょう。
戦争で奴隷がたくさんできたので生産も捗りますね。区域が労働者を消費することにより即行で建つので、世界遺産にハンマーを集中できます。いい流れですね。
今作の世界遺産はタイルを消費することや建設条件が厳しいこと、そしてその割に効果が弱いことで優先度は低めです。それでも、強い遺産はあります。コロッセオは複数都市に快適性を提供してくれるので、なかなか有用です。
強敵を求めて新大陸へ
1つの大陸を制覇したころに、もう1つの大陸の文明たちと知り合います。コンゴとスペイン、そしてイギリス。スペインは歴史上の大敵ですね。リベンジしなきゃ。(使命感)けど、発展度的にはコンゴの方が上なので、スパイを仕込んで相手の資産を削っておきます。イギリスは両国にボコられて風前の灯火らしく、どこにも都市が見当たりません。
新大陸侵略用の都市を建てます。が、なんとも僻地です。もっと南に建てたかったんですが、砂漠の真ん中では都市が育たないんですよね。
スペインは宿敵なので最後に残しとこうと思いましたが、首都が近かったので攻め込みます。コンキスタドールが何体かいますが、こちらには銃があれば大砲もあります。歴史とは逆の科学的な優位性ですね。
戦争を仕掛けるときのテクニックとして、科学技術により新ユニットが解放されて即攻めるというものがあります。科学の優位性を戦争に生かすなら、早ければ早いほどよく、金の力でアップグレードすることで新ユニットを短期で大量に集め、その戦闘力に相手が追い付く前に決めきる、というのがCiv界の戦争のしかたです。今回のプレイは、そんなことするまでもなく余裕なんですけどね。
バルセロナ、ゲットだぜ!中世の防壁に対して大砲が強すぎです。
この勢いでコンゴに攻め込みます。騎兵が存在しているようですね。産業時代のユニットです。技術水準としては同レベルかもしれません。少しは歯ごたえがありそうです。
好戦性ペナルティが怖くて戦争ができるだろうか。
コンゴの首都、あっさり落ちました。こちらは科学技術は二の次で生産力にリソースを割いているので物量さがありすぎるんですよね。王子難易度はこんなもんです。
負け犬の遠吠えです。
最後の文明、イギリス
もう勝負はついていますが、イギリスの首都を落とすまでゲームは続きます。ウィニングランみたいなものです。
大陸の僻地で、ひっそりと暮らしているイギリスの民を見つけました。コンピュータを開発したり宇宙開発競争を始めたりするような時代に、戦闘ユニットが剣士です。発展度は推して測るべし、でしょう。
サクサク攻めましょう。
ロンドン陥落間近で、SNSを開発しました。ロンドンを落としたらイイねください。
最後の一撃は、せつない。
制覇勝利完了
Civ6の勝利ムービーは唐突です。
やったぜ!
制覇勝利が似合う男、モンテスマ。
王子難易度でプレイしましたが、難しいことを考えずサクサクやって爽快感を得るには最適ですね。ただし戦争はユニットを動かすのに時間がかかります。そして、あらかた勝利が見えても最後の1文明になるまで勝利確定とならないのが歯がゆいところでもあります。総じて、プレイ時間が冗長になってしまうあたり、社会人向けの勝ち方ではありませんね。
そしてモンテスマ。実はシリーズ通して初めて使いました。AIで出るたびに笑顔を振りまくモンちゃんですが、今作だとプレイヤーとして面白い指導者かと思います。労働者を確保できるのはやはり強いですし、建設が加速するとゲームが面白いです。やはり、Civは都市を作ってなんぼだと思います。
そんなわけでCiv6モンテスマ、おすすめですよ。
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