母校に寄付しました。
先日の記事で軽く触れた書籍、シン・ニホン。その中で、日本の大学の資金的な厳しさがフィーチャーされていました。
国とか産学連携とか、そういう大きな枠の違いで諸外国の大学と差分は確かにあります。
年々落ちていく国際社会での日本の大学のプレゼンス。そのために抜本的改革が必要としても、いち会社員たる僕が貢献できることはほぼありません。せいぜい選挙で1票投じれるくらいでしょう。なら自分が大学のために出来ることはないのでしょうか。
シン・ニホンでは、寄付金の額も海外の有力校と日本では大きく違うと書かれていました。そこが、僕にとって印象的でした。
いま自分にできる最大限の貢献、それは寄付だなと。
早速、母校のHPにアクセスすると、『新型コロナウイルス感染症緊急対策基金』のお知らせが目を引きました。
いま、大学もコロナで苦境にあるらしく、授業料減免、下宿先のネットワークインフラ構築、メディアを使った講座提供..と、学びと研究の灯を絶やさないため、頑張っている様子が伝わってきます。
この状況は、学生にも酷でしょう。
母校は国立で、私学に比べるとお金に余裕がある学生は少なく、僕自身も院生時代は奨学金とバイトで口に糊していました。PCを持たず、大学の設備で課題をこなしている学生だって、恐らくいるはずです。
そういう妄想が育つうちに、これはもう寄付するしかないなと気持ちが盛り上がり、無事寄付することと相成りました。
少しでも、誰かの助けにつながるといいな。