WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

新年が始まり僕はコロナに罹った

明けましておめでとうございます。1/1にコロナ発症して倒れてました。家庭内隔離からのホテル療養を経てなんとか回復しています。

家庭内感染を避けるために取った方法、ホテル療養の様子を交えて記録を残しておきます。

ちなみに自分のスペックは30後半男で、リスク項目は無く、ワクチンは4回接種です。

家庭内隔離と陽性時の対応は1-2日目に、ホテル療養の様子については3日目以降に書いてます。

0日目 発症

夜、ちょっとした倦怠感と喉の痛みを覚える。

年末忙しかったので疲れてるのかなと早めに寝る。

1日目 高熱と陰性

朝起きると熱っぽい。測ってみると37.7-38℃。即座にマスクを着用して嫁さんに発熱した旨を伝える。以後、布団を自分の仕事部屋に移しトイレのとき以外は部屋から出ない生活が始まる。昨日の時点でこの動きをすべきだったと後悔…。

念のため買っていたタカラバイオの抗原検査キットで調べてみると陰性。夜に熱が39℃まで上がったのでもう一度調べてみるも陰性でした。インフルかなと思ったけど、インフルもワクチン打ってるんだよね…。

都で抗原検査キットが無料配布されているので、そちらも申し込む。地味に買うと高いんだよね。ちなみにamazonで売ってる安い安い研究用のものは役に立たないと思って良い。後に国指定のキットで陽性になった際に試してみたが、普通に陰性だった。参考にもならない。ヨドバシとかで正規の承認品を買おう。

トイレのときはスマホで嫁さんに連絡して、家中の換気を良くしてもらった上でいってた。子と嫁さんは僕の動線から離れたところで待機。僕が触れたところは後でアルコール消毒。

食事のお皿やコップは使い捨てのものを使った。最初はおかゆとか食べたけど、食欲は終始あったので夜から通常の食事に。

僕が部屋から出れない分、嫁さんに必要なものを部屋の前まで持ってきてもらう必要があり、子の面倒も一人でみて…と大変な苦労をかけてしまった。

この日はあまり気力がなく寝てる時間が長かった。起きていてもスマホをポチポチ触る程度の活動しかできていない。

2日目 陽性判定と宿泊療養

喉が痛すぎて夜はよく眠れなかった。咳が多くで始める。熱は朝方は37度まで下がった。

抗原検査キットは熱が出てしばらくは反応しない事がある、と何度か耳にしていた。発熱して1.5日経って調べたほうがいいと。 そんなわけで最後の確認の意味で行った3回目の抗原検査で陽性判定が出てしまった。

ここからはバタバタとしていて、下記を行った。

宿泊療養の準備に関してはほぼ嫁さんに一任してしまった…家の中を歩き回ってウィルス撒くわけにはいかないものの、本当に頭が下がる…

しばらくして陽性者登録が終了し、次いで宿泊療養の決定と迎車時間の確認が舞い込んでくる。

熱は昼頃にかけて38℃くらいまで上がり夜までキープ。鼻詰まりと咳が激しい。

宿泊療養の情報を東京都のページやyoutubeなどで確認しつつ、軽く本を読んだりして過ごす程度の余裕はもてるようになった。

3日目 ホテル到着 手続き多し

朝36.7℃と平熱レベル。しかし相変わらず喉が焼けるように痛く睡眠は不足気味。喉風邪のピークがずっと続いている感じだ。

しばらく使ってなかった身体を奮い起こして部屋を片付け出発準備をする。ずっと寝巻きだったけど、流石に寝巻きのまま行くのははばかれたので、普段着で。帰りは普通に帰るしね。

迎えの車が来て、宿泊先のホテルへ。何人かのスタッフが待ち構えていて、降車後すぐにホテル内へ案内。簡単な説明を受けてすぐに部屋に行き体温計・SpO2・脈拍・血圧の情報を登録したり同意書を書いたり、看護師さんとの問診があったりとやる事盛りだくさんだった。

熱は37℃後半まで上がっていたので、しばらくは朝昼晩の1日3回の健康チェックを行うことになる。

その後は久々のシャワーを浴び、配給してもらったお弁当を食べてゆっくり体を休める。

宿泊療養のいいところは気兼ねしなくていいところだ。家庭療養の場合は感染リスクを下げるためにトイレの頻度に気を使うし、歯磨きや身だしなみを整えるのも早く、極力ウィルスを撒かないよう注意を払う必要がある。飲食物やティッシュなども部屋の前まで持ってきてもらえ必要があり、申し訳ない気持ちになる。ホテルではそれらがない。

熱が38℃を超えなくなって動けるようになったものの、鼻詰まりと咳がつらい状況は引き続きである。別件で処方されていたカルボシステインがあったので緩和されてたと思うが…。

4日目 一年で一番静かな日

朝は37℃、やはり鼻と咳で寝不足。

健康チェック結果をwebに書き込んだら看護師から問診の電話が来る。解熱剤や咳止めの要否を聞かれるなどした。そこまで重い状況でもないので固辞した…手厚い看護体制だ。

本来は今日から勤務だったけど有給を取ることにする。簡単な要件だけ済ませて病欠連絡を行い、会社PCを封印する。

熱が下がってきて本を読む気力が湧いてきた。

「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」
「世紀の空売り」

などを読んだりペン字の練習をして過ごしたりする。

お弁当が続き濃いめの味つけが辛くなってくる。嫁さんが用意してくれていた食料…ヨーグルトやゼリー、みかんやバナナ…がとてもありがたい。

体温は終日37.5℃を超えなかった。

お弁当を貰って帰るときに、入所者用の書類封筒を数えてみた。30人分はあっただろう。どんどん新規に入ってきている。やはりコロナが再び流行っているのだろうなぁ…。事務局の方々には頭が下がる思いしかない。大変で尊い仕事である。

部屋の乾燥が気になるのでパジャマ等を手洗いして干しておき、さらにケトルで湯を沸かしたあと蓋を開放しておく。これでも乾燥するようなら、風呂に水を少し入れてドアを開放しておこう。

5日目 仕事再開と急展開

熱は36.5℃、昨日は上がらなかったので安定してきたようだ。鼻と咳もマシになってきた。

体温が1日平熱を保てたので、健康チェックの頻度が朝昼の2回になる。ほぼ健康になったわけだ。となるとやることは1つ、労働だ。

ホテルの回線のためか本気のCADテクを使うと動きがカクつき、そもそもラップトップの小さい画面1つではCADを扱うにはいまいち。来週以降走るための土台を用意したり、他の人のサポートを行って過ごした。

通常の平日に近い一日を過ごし、夕食を食べていると嫁さんが陽性になったと連絡が来る…。

幸い症状は落ち着いているものの急変する可能性もあり、その状態で子をみるのも大変だ。万一なにかあったときに、子が適切に助けを呼べるかも分からない。

そこで元々の予定より早めに退所出来ないかを事務所の方に確認することにした。 結論としては医者の了解と自力での交通手段の確保…家族の迎車や民間救急…これらの条件が揃えば自主退所出来るそうだ。

嫁さんの症状が軽いそうなので一旦保留にしたが、いざというときの手段を知っておくことは大切である。

体調は1日を通して良く、鼻と咳も回復傾向にある。

6日目 出来ることをやるしかない

更に回復。健康体といって差し支えないだろう。

嫁さんは喉痛がつらそう。熱が出てないのが幸いか。

子のおうち時間が長くなってきたので飽きないよう色々とおもちゃを購入する。

子は体力が有り余っているのかなかなか寝られないようだ。そして嫁さんに構ってもらおうとするので、嫁さんが一人で大変そう…。家に帰ったらバトンタッチするからあともうちょっとだけ頑張って欲しい…。

体が訛っていたのでラジオ体操したり、エアフィットボクシングをしたりしつつ本を読んだり勉強したりして過ごす。

7日目 帰る準備

体調は問題なし。状況はこちらも家側も変わりなく、同じような日を過ごす。

予定通りであれば明日退所になるはずだ。 明日に向けて使い捨て用のタオルを処分し、水やお茶など余分に取っていたものを減らし始める。

夕方、明日朝の最終チェック後に退所の運びになると連絡が来る。僕の療養は終わりが見えてきた。

8日目 退所と看病と

体調は問題ない。すべての片付けを済ませ、退所した。行きは個別の車だったが、帰りは普通に自力で帰る。部屋から見ているだけだった街にようやく出歩けるようになったわけだ。

帰ってからしばらくは看病と子の世話とが待っている。仕事もある。長かった正月休みは終わり踏ん張る日々が始まる。

まとめ

コロナにかかり沢山の人に迷惑をかけ、多くの人の支援を受けました。特に嫁さんには色々世話になった末に病気を移してしまう結果となり、どう謝ってよいかも分かりません。ひとまず何がほしいか聞いています。

またホテル宿泊では事務局の方々には大変お世話になりました。都の職員さんなのでしょうか。それとも都から受注している民間さんなのでしょうか。年始にも関わらず手厚いサポートを、それも無料で行っていただき公助のありがたさを実感しました。

今後は家に帰って看護したりサポートする側になります。いままで貰ったぶんを返せるよう頑張る所存です。

最後に、罹って感じたコロナの怖さについて。 僕自身の辛さについては、ワクチンの効果もあり長めのインフルって印象でした。インフルかかったことないですが、高熱と咳は普通の風邪よりはキツイです。 ただ恐ろしいのは移しやすさです。症状が出る前は普通に運動したり勉強したりできていたのですが、その段階の僕から移ったと思われる方もいました。嫁さんに関しても、厳重に防疫処置を行った上で移ってしまいました。うちは子が小さいときに呼吸器系の病気していてリスクが高かったため、この感染力の強さが何よりも怖かった。だからこそホテル療養を選んだのですが…嫁さん感染で今度は逆に家のリソースが足りなくなる始末です。不安を消すために行動すれば新たな不安が出てくるのは辛いし苦しいし、けどそるが人生ってことですかね。

そんなわけで新年の出だしから転んでしまい、しばらく初詣もお預けとなってます。
まだしばらく試練のときは続きますが、今年もこのブログをよろしくお願いします。