WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

Adventurer 3は出力中に樹脂交換してもキレイに仕上がる

唐突な樹脂切れ

意識の低い状態でモデリングして造形してると、造形中にフィラメントを切らしてしまいました。

そこそこ造形時間が過ぎており、フィラメントも消費してしまったのでやり直しを行うのもな~、と思い、フィラメント切れからの復帰は出来ないものかと調べて見たところ…。

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公式HPで、フィラメント継ぎ足しで造形再開できると記載がありました。なんだ、そうだったのか。

フィラメント継ぎ足し

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早速フィラメントを継ぎ足しで出力していきます。

Adventurer 3の画面にはフィラメント切れのエラーが表示されている状態で止まっているので、新しいフィラメントを入れてエラー確認、再開ボタンを押します。
まるで何事もなかったかのように、造形が再開され、普通に樹脂が積み重なっていきます。

完成品

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出来上がりです。樹脂の変わり目も特に問題なく密着しています。

FDM方式って半溶融状態の樹脂の熱が、造形済みの樹脂を溶かして密着していってるんですかね?だとすると、確かに樹脂の種類が変わらない限り、樹脂交換による不具合はなさそうですが…見た目的にはなかなかインパクトがありますね。

グレーの部分に一筋の線が入っている層は、ノズル詰まりが起こっていたときの層です。こちらも、造形を一時停止して詰まりを解消させ、造形再開しました。ノズル詰まりの解消はそこそこノズルに物理的な負荷をかけるので、キャリブレーションなしで継続して問題が無かったのは、素直に驚きです。めちゃくちゃ精密機器あつかいしていたんですが、割と適当でも何とかなるものですね。

一時停止からの樹脂変更、意識して使えばデザイン面で色々応用が効きそうですね。

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ちなみに造形したのは、ベッド脇に吊っておけるスマホ入れです。