ちょうど一年前SONYのスポーツ用ウォークマン・NW-WS414を買いました。
元々はルームランナーやジョギング時に邪魔にならないポータブルオーディオを、ということで買ったのですが、意外と通勤時にも使えることに気づき、今ではこれ以外のウォークマン3台を差し置いて僕の通勤パートナーとして重宝しています。
今更な気もしますが1周年記念ということで、気に入ってるところを紹介していきます。
首上だけで完結するシンプルさ
ヘッドホン一体型なので、普通のポータブルオーディオのようにイヤホンケーブルが邪魔になることがありません。
イヤホンを使っていたころはケーブルがプラプラして煩わしいのはもちろん、夏服でポケットが無い時に本体をどこに収納するかで困る場面が度々ありました。平常時には「それくらい我慢しろよ」で済むのですが、指一本動かすのがやっとの満員電車ではこれらの不便さは命取りです。酷いときは降りる乗客にケーブルを持っていかれることだってありました。
だから周りに干渉することも引っかかることもなく、頭に装着するだけで完結するオーディオは通勤で有用なのです。
外音取り込みで車内アナウンスを聞き逃さない
首都圏の電車は頻繁に遅れます。遅延に関する情報は電車内アナウンスで教えて貰えるわけですが、このNW-WSシリーズはマイクが備わっており外部の音を取り込めるので、アナウンスをばっちり聞くことができます。ノイズキャンセリングの逆バージョンですね。
今を生きる社会人は電車が遅れても会社への出勤は遅刻しないよう全身全霊をかけて努力する必要があります。幸い、首都圏に向かう電車は複数の経路が用意されており、それらを使って迂回することで線が1本お亡くなりになっても定刻通りに出社することは可能です。*1
ただ、迂回路は情報戦です。どこで事故が起き、何線がどの区画で死んでおり、どの迂回ルートが案内されているのか。これすら分からない情弱では過酷な通勤戦争を生き残ることはできません。
アナウンスは常に流れているわけではなく、出勤者はTOEICリスニングセクションを受ける受講者の如く必死にアナウンスを聞き取る必要があります。しかし普通のポータブルオーディオで音楽に没頭していると、情報源たるアナウンスを聞き逃してしまうわけで。出勤者には音楽を聴く贅沢すらも縛られるのでしょうか。
そんなあなたに救世主です、外部の音を取り込みつつ音楽を聴くことができるNW-WSは素晴らしいのです。
ラフに扱える
イヤホンはよく根本が断線して絶命しますが、NW-WSは応力が集中する箇所が重点補強されていて端的に言って強いです。ラフに扱えます。
実際に僕が使っているものも適当にバッグの中に放り込まれてシェイクされていますが、いまのところダメージを受けている様子はありません。
IPX8プールで使える程度の防水性能があるので、多少の天候不良でも気にせず使えるのもいいところです。水濡れショートで享年1ヵ月だった僕のiPodも草葉の陰から羨んでいることでしょう。
意外と電池持ちがいい
カタログスペックだと外音取り込み有りで8時間、無しだと12時間です。大体週に1回は充電しているのでそんなもんかなという感想です。
これが多いか少ないかは人によりけりかもしれませんが、毎日充電が必要なスマホと比べると電池持ってくれてる方じゃない?というのが個人的な感想です。
ちなみに充電は専用のクレードルに装着して、マイクロUSBで行います。他のウォークマンみたいに非汎用のコネクタじゃないのがかなり嬉しい。
NW-WS414はいいぞ
そんなわけで凄く気に入ってます。
出勤の満員電車で聴く音楽は出勤の憂鬱を和らげて仕事をする気分にしてくれます。
退勤の満員電車で聴く音楽は仕事の疲れを癒し家でくつろげる気分にしてくれます。
音楽を外で気軽に聞き流せる、というのがこの商品が特化しているところです。ある種割り切ったところがあり音質はそこそこ程度です。音楽は没入するものだ!という人には合わないかもしれないので、購入を検討する場合はそこはご注意を。
(おまけ)僕の通勤用BGM一例
まぁ、色々聞いてるんですが、ファフナー系がなんか好きなんですよね。
*1:大体はドミノ倒しで全線止まるんですけどね