今日から週一で外食することになった。理由は表題の通りで、嫁さんの負担を削減するためだ。
いつも、家に帰るとご飯があった。嫁さんが育休に入り、ムスコが生まれて実家から戻ってきてからというもの、毎日調理した夕飯が出てきた。こんなに有難いことは無い。「ムスコの面倒みるの大変だろうし、スーパーの惣菜とか冷凍食品とか使ってもいいんだよ」そう提案したけれど、嫁さんは出来合いのものではなくキチンと調理したものを用意し続けた。しっかり者は違うなーと感謝感心していた。甘えだった。
離乳食が始まり、その回数が増える事に嫁さんの工数が増えていき、嫁さん自身の時間が食い尽くされていった。僕はそこに気がついてなかった。いや、あまり意識してなかったと言うべきか。ある日深刻な顔をした嫁さんから「自分勝手なお願いではあるけど…」と週一外食の話を持ち出されて、ようやく事の深刻さに気がついた。嫁さんにとって仕事をしてきた夫に手を抜いた料理を出すことは許されないことで、それゆえに身を削るように夕飯を用意していたのだ。余裕があるから調理していたのではなく、嫁さんの中の価値観がそれを教養していたのだ。
自分の時間というのは重要だ。ストレスは睡眠だけでは発散できない。何らか、趣味的なものに時間を割かなければならない。嫁さんにはそうした時間がしばらく無い状態になっていた。僕が鈍感なのもあるが、一緒に暮らしていても、そういった事になかなか気がつけないものだな。
だからこそ嫁さんが僕に相談を持ちかけてくれたことは嬉しい。言葉でなければ伝わりにくいことは多分にある。会話の生まれやすい、風通しのいい環境というのは職場のみの目指すべき姿ではない。家庭こそ気軽に会話し相談できるよう日々のメンテをしなければいけないものだと、今回の件で思わされた。今後も相談してもらえるよう、僕も努力していかなきゃな。
松屋より、ビビン丼と共に