WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

今週のポートフォリオと1円の価値

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金曜日のイギリスEU離脱は予想外だった。離脱そのものが予想外なら、その影響…おもに為替と日本株への影響も予想を上回るものだった。というわけで僕のポートフォリオもご覧のあり様だよ!輸出系のオムロン・味の素はもちろん完全内需のサンマルク・日高屋も売られて全銘柄マイナス、オムロンとサンマルクに至っては10%を超えるキッツイ価格にまで下がった。まー、オムロンくんはもっと悲惨なところまで落ちてたし、このくらいならまだいいかってところだけれど…。僕は長期投資組だし、株価で会社の将来がすべて決まるわけでもないしなぁ。あ、ちなみにイギリスのEU離脱に関して思うところは下記の記事に書いているので、興味があればどうぞ。

temcee.hatenablog.com

 何らかの危機が起こるたびに円が買われるんだけれど、なぜ円が安定資産とされているのかは僕にはちょいと理解に悩む。日本人たる僕から見ると日本という国は少子高齢化で内需の先行きは収縮が予想され、それでも真面目に少子化対策に取り組む様子は見えず、海外で第一線で戦えている自動車産業は電気自動車の普及により業界の様相が変わる可能性を帯び、ITや金融など重要な産業については海外(アメリカ)にコアを握られている。ついでに言うと円を出口戦略無くガンガン刷っている国でもある。自分の国を悪く言い過ぎかもしれないけれど、あまり将来性というものが感じられないこの国の通貨が、なぜこんなにも強いのだろう。

そんなことを言っていたら嫁さんから一言「キャリー取引でしょ」と言われた。金利が安い円を借りて利回りの高い外貨や金融商品で運用をしていた人たちが、金融危機時にリスクオフのため円を買い戻すのだ…という説明を受けた。なるほどなー。

 

それはさておき、金曜日の相場だ。高いボラリティと大きな変動のために多くの人が射幸心をあおられてFXで金をジャブジャブしてしまったようだ。僕も、嫁さんも少し欲を出してしまった。僕はいろいろ言ってるが、麻雀とかホールデムなどもともとギャンブル自体は好きなのだ。

 

ただ、僕も嫁さんもあくまで遊びの域で行っている。FX口座への入金は開設時の一度だけ、追加資金の投入はしないと決めている。やっぱりギャンブルで一攫千金を狙っても達成できるほど期待値は高くないし、僕のお金はギャンブルで消費できるほど安いものではない。

 

お金はどんな手段で得ようと、1円は1円だ。僕が得ているお金は大体が会社からの給料であり、そのお金を得るために僕は日々はたらいているわけだ。働いて得たお金は尊い。それはたかが1円であっても、その中には僕が今の働きができるように勉強して試験され、多くの経験を積んだうえで手に入れたものであり、僕の人生の一部が詰まっている。そんなお金だ、遊びで多少使うのは必要経費ともいえるけれど、ギャンブルですべて突っ込むなどできるわけがない。

 

そんなわけでFXでは少しだけ遊び、少しだけお小遣いがもらえた。来週からも荒れるかもしれないが、僕のFX口座に入金はない。というか株が安くなってきたからそっちの資金が欲しいなぁ。ちょっと回収して株口座にまわそうかな…。