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ヨーロッパ初心者のクロアチア・スロベニア旅行記 Part 2 ポストイナ鍾乳洞

 旅行三日目

スロベニアはリュブリアーナで二度目の夜を過ごし、翌朝僕たち一行はポストイナへ向かった。前回のエントリーはこちら。

temcee.hatenablog.com

 ポストイナ鍾乳洞

ポストイナ鍾乳洞は世界的に有名な名所だ。現地で貰ったパンフレットにもそう書いてある。全長は20km以上ある鍾乳洞で、欧州でも最大級だ。

ポストイナ鍾乳洞のパンフレット

余談だが、スロベニアは愛の国と呼ばれる。理由はパンフレット右下を見て欲しい。SLOVENIA、英語で書くと愛という字が国名に入っているのだ。僕は「おもてな志摩す」とか「is Beautiful 伊豆」とか、地名をネタにした広告を見ると恥ずかしさを覚えているが、海外でも同じようなことをしていると思うと少しだけ救われた気になれる。

f:id:temcee:20160419072306j:plainポストイナ鍾乳洞への入り口

洞窟から冷気が漂ってくる、暑い日が続く中でこれは救いだった。

洞窟は全長20㎞だけど、そのすべてを観光できるわけではない。コースはあらかじめ決まっていて、大体5kmくらいだったか。それでも歩いて見るには結構な距離なので、移動の大半はトロッコに乗る。

ポストイナ鍾乳洞を進むトロッコ

この辺りまで来ると涼しいから寒いという温度になってくる。事前に羽織るものが必要とは聞いていたが、ジャージ程度じゃダメで登山アウターとかウィンドブレーカーくらいの装備が必要だった。

ポストイナ鍾乳洞を進むトロッコからの景色

トロッコが動き始める。15分ほど乗ると徒歩のエリアに到着する

さて、ここから白く美しい鍾乳石を観光したり、ここに生息する"ドラゴンの幼体"ホライモリを見たりすることになるんだけど…本当にすまない。ここから先は実際に行って確かめてほしい。というのも、道中の写真がほとんどないのだ。これは僕たち夫婦が「フラッシュ禁止」を「カメラ禁止」と取り違えたために起こった悲劇。それも知らずに道中僕たちは…

嫁さん「ねぇねぇ、あそこの人達だまって写真撮ってるよ。ルールは守らないとねー」

僕「まったくだ。僕らは良き社会人としての矜持を見せてやろう」

なんてやり取りをしていた。僕は馬鹿だ。

ポストイナ鍾乳洞のコンサートホール

観光最後の一大空間、コンサートホールは写真が撮れると聞いていたため、いくつか写真が残っている。

ポストイナ鍾乳洞のコンサートホール2

飛騨大鍾乳洞に龍河洞…今までそんなに鍾乳洞に行ったわけじゃないけれど、ポストイナ鍾乳洞はスケール感が段違いだった。鍾乳洞と言えば狭い通路を歩きながら周囲の鍾乳石を見ていくものだったけど、ポストイナ鍾乳洞は、もうRPGの洞窟。長いだけでなく空間としても巨大で、鍾乳石の美しさだけでなく冒険している感覚を思い起こさせてくれる場所だった。

ポストイナ鍾乳洞のお土産屋さん

コンサートホールには土産屋が埋め込まれている。真ん中の黒いは嫁さん。フォトショが無いばかりに…

 

帰りは行きとは別のトロッコで地上に脱出。出口が近づくにつれ熱気が迫ってくる。そして外に出た僕たちを待っていたのは…

 

昼飯

飯の時間だ。ポストイナ鍾乳洞の周りは観光地よろしく色々な店でにぎわっている。もちろんレストランもあるので、そちらで食事だ。

柔らかい麺が入ったスープ

スープ、柔らかい麺のような何かが入っている。味は薄かった

チキンとマッシュポテト

チキンに、グリルした野菜に、マッシュポテト

昼飯の量は僕にはぴったり、嫁さんには多いくらいだった。たぶん外国人基準だと少ない方かなと。写真を見ると少なく思うかもしれないけれど、芋がなかなかにへヴィなんだ。味付けは塩気がきいてて、鳥も柔らかく非常においしかった。海外の飯は結構当たり外れが大きいが…いつか外れを引く日が来るのだろうか。

移動→クロアチアへ

スロベニアにサヨナラを決める時がやってきた。旅の主目的ではなかったけれど楽しませてもらったぜ、サンキュー・スロベニア!

クロアチアへの道

僕たちを乗せたバスはクロアチアへ向かう

スロベニアのガソリンスタンド

ガソリンスタンドはコンビニも兼用、貴重なトイレタイム(有料)

スロベニアのネコ

ネコがいると撮ってしまうサガをもっているんだ…

道中は大体寝て過ごしていたんだけど、目が覚めるといつも草原が広がっていた。田園風景ではなく、草原。人が全然いないんだろうなぁ…たまに家があるけどどうやって暮らしているんだろうなぁ…そんなことを考えては眠り、やがて目的地プリトヴィッツェ地区に到着した。

プリトヴィッツェ ホテルJEZERO(イエゼロ)

プリトヴィッツェ ホテルJEZERO(イエゼロ)

 プリトヴィッツェ地区で最も高い☆☆☆ホテル。ちなみにこの旅で泊まったホテルで一番☆が少ないホテルだ。☆の基準ってなんだ…?

 プリトヴィッツェ地区は自然保護の意識が高く、このホテルですらエアコンは無し。僕たち夫婦は文字通り暑い夜を過ごした。普段はそんなに暑くないらしいんだけど、僕らの旅行中はずっと異常気象で日本の夏くらいの暑さだった。

ホテルの部屋は普通な感じ、シャワーの排水はやはりイマイチ。シャワー室にはデカめの蜘蛛が我がもの顔で巣を張っていたのでフロントに連絡して撃退。話すときは緊張したけどジャパニーズイングリッシュでもそこそこ通じるものだ。

夕食

レモンビールとサラダ

 前菜のサラダ、左奥にチラリ見えるのはレモンビール。ビールは結構好みだったのでちょくちょく飲んでた

 

フライドフィッシュ

フライドフィッシュ、ソテー、そしてやはり芋

ツアーだからかもしれないけれど、食事は日本人好みの味・量のところが多い。これも味付けはヨーロッパを感じたけど、おいしく違和感なくいただけた。ヨーロッパの料理は日本に色々入ってきているから、あまり違和感が無いのかもしれない。トルコ行ったときはケバブ以外結構つらかったんだけどなー。

アイス

アイス。甘すぎずスッキリ

次回は…

翌日はプリトヴィッツェ湖群国立公園の観光だ。ここは僕が一番気に入ったところで、ブログのタイトル画像にも使っている美しい場所だった。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の美しい湖

詳細は次回!

 

 この旅の写真はE-PM2で撮ってます。

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