WICの中から

機構設計者が株式投資や育児に奮闘するblog

アパレル2月月次~僕の監視銘柄だけ~

ちょっと遅くなったけど、監視してるアパレルの2月月次を抜き出してみたよ。

先月のはこちら

temcee.hatenablog.com

 

早速月次を見てみよう。2月月次はこんな感じ。

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どこも順調に売上伸びてていい感じだね。2月は休日の天候が悪かったり、また基本的に暖冬だったことを考えると3社とも頑張ってるんじゃないだろうか。アパレルは最近の下落を経てもなお高い株価を維持しているが、この売上に資源安も重なれば株高も頷ける。ただし、通期で見るとファーストリテイリングがまだ前年比割れなのが気になる。ユニクロなんて中国の爆買いの恩恵を一番受けているはずなのになー。中国からの観光客が落ち着いたら、どうなるんだろ?

 

アダストリアは他の2社と違って客数が大きく伸びており、既存店売上の数値もいいけど、これは単によく売れているっていうわけではない。2月のアダストリアは出店3の退店23、1月も28店舗を閉めている。つまるところ不採算の店舗を閉めて収益率の高い店舗を残しているわけで、それが前年比で改善しているように見えていると思われる。

 

アローズは相変わらず客単価が伸びてて売上も強い。服は高付加の商品の方が利益率がいいだろうなー、と思うので売上以上に利益面でいい影響が出てくるのではと思っている。ただアローズは在庫抑制に力を入れているようで、アウトレットとかに値引きした在庫を投入していってるからその影響で利益率が悪くなっており、パッと見だと本業客単価UPの影響が見えないんだよね。きちんと財務諸表を見ればわかるんだろうけど、それをやると時間かかるのできちんと見るのは株価が買いやすい水準になってからかなぁ。いつもなら優待欲しさにアローズは決算月は持ってたんだけど、今の水準は高いし、優待狙いだけで手を出すのはちょいと怖い。

 

さて、気候も春らしくなってきて春商戦も本格化してくる3月。春と秋は穏やかな気候からファッションに力を入れやすい季節なので、各ブランドの競争も激化する時期だ。この記事にどれだけ需要があるかは謎だけど、今後も勝手にウォッチを続けていきたい。